●狭心症は、心臓の筋肉に酸素を送っている血管(冠動脈)が、何らかの原因で狭くなり一時的に胸の痛みなどの症状を引き起こす病気です。多くの場合、締め付けられるような胸の痛み(30秒~15分)の症状を示しますが、中には、胃のあたりや背中の痛み、歯や顎の痛みで発症することもあります。
●体を動かした時に症状がでるタイプ(労作性狭心症)は、冠動脈の動脈硬化などが原因にあり、安静時に症状がでるタイプ(安静時狭心症)は、冠動脈の異常な収縮(喫煙や寒さなどによる)が原因です。
●狭心症になりやすい人は、①肉ばかり食べる、②肥満である、③運動をしない、④タバコをよく吸う、⑤高血圧・高脂血症・糖尿病である、などです。
●主な治療は、薬、カテーテル手術、バイパス手術です。
●予防は、食事(動物性脂肪や塩分を控える)、運動(有酸素運動)、禁煙、ストレスや睡眠不足を避ける、などです。