ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2012年2月24日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第五回、狭心症

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第五回は、狭心症を取り上げました。狭心症はひどくなると、心筋梗塞に進行し、命にかかわることになってしまいます。
●狭心症は、心臓の筋肉に酸素を送っている血管(冠動脈)が、何らかの原因で狭くなり一時的に胸の痛みなどの症状を引き起こす病気です。多くの場合、締め付けられるような胸の痛み(30秒~15分)の症状を示しますが、中には、胃のあたりや背中の痛み、歯や顎の痛みで発症することもあります。
●体を動かした時に症状がでるタイプ(労作性狭心症)は、冠動脈の動脈硬化などが原因にあり、安静時に症状がでるタイプ(安静時狭心症)は、冠動脈の異常な収縮(喫煙や寒さなどによる)が原因です。
●狭心症になりやすい人は、①肉ばかり食べる、②肥満である、③運動をしない、④タバコをよく吸う、⑤高血圧・高脂血症・糖尿病である、などです。
●主な治療は、薬、カテーテル手術、バイパス手術です。
●予防は、食事(動物性脂肪や塩分を控える)、運動(有酸素運動)、禁煙、ストレスや睡眠不足を避ける、などです。