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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2012年2月10日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第三回、冷え性

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第三回は、冷え性を取り上げました。
●ユニクロが20代~50代の男女を対象にした実態調査によると女性は92%、男性でも71%の人が下半身冷えを感じているとのことです。冷え性とは、常温の状態で手足の先や、身体全体が冷たく感じることです。
●冷え性は、身体で熱があまり作られない(運動量、食事の量の減少による)、自律神経の乱れが原因です。
●自律神経は、交感神経と副交感神経とが巧みに働く仕組みになっています。寒い→交感神経が働く→血管が収縮する。暖かい→副交感神経が働く→血管が拡がる。しかし、この温度調節の仕組みが乱れると、冷え性となります。
●意外と知られていないのが隠れ冷え性(内臓型冷え性)で、手足の冷えの自覚のないまま、内臓に冷えを生じ、様々な症状を示します。不眠、うつ、膀胱炎、胃腸炎、肩こり、腰痛、頭痛、感染症、アレルギーなどです。
●対策としては、食事(朝食を食べる、暖かいものを食べる)、入浴(熱すぎない温度で入浴する、入浴中にストレッチをする)、保温(身体を締めつけない衣類も大切)、運動(身体で作られる熱の70%が筋肉から生じるので、筋力アップの具体的方法、運動時に呼吸を止めない自律神経を正す方法)などです。