ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2011年8月26日金曜日

中居正広の金曜日のスマたちへ

体脂肪計タニタの社員食堂レシピが、ダイエット法として注目されています。
今夜の金スマでは、タニタ食堂によるダイエットの仕組みについてコメントしました。
噛むことを重視しているので、以下のことが考えられます。
●噛む回数を増やすことで、ゆっくり食べることができます。これによって満腹中枢が続けて刺激されるのです。体して食べなくてもお腹がいっぱいになったと感じます。どれだけ沢山食べても、血糖値があがって満腹と感じるまでには、20分はかかります。少ない量でも時間をかけて食べれば、満腹中枢が満たされるのです。
●噛むという運動は消化管などの内臓の動きを活発にして、体の代謝もよくなり汗をかく機能も高まります。

2011年8月25日木曜日

セカイの知恵袋、視聴者の悩み解決


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第15回の今夜は、視聴者の悩み相談ということで、出演者からの質問も含めて解決という企画になりました。
●夏ばてによる食欲不振の解決法
①刺激の強い食べもの(辛いもの、スパイス、レモン、お酢)などをとる
②少量でもビタミン、タンパク質の多い食品をとる
③水分を多めにとる
④十分な睡眠、規則正しい生活
●寝起きをよくする方法
①日中に適度な運動をする
②十分な睡眠時間を確保し、規則正しく同じ時間に寝入る
(就寝時のお風呂の入り方、ストレッチなど)
③バランスの良い食生活にする(ビタミンB12)
●気温の急な変化で生じる身体の不調
①自律神経のバランスが崩れ、
食欲不振、下痢便秘(消化器症状)
頭痛、肩こり、倦怠感(不定愁訴)
睡眠トラブル
②免疫力や抵抗力も落ちて、
風邪、胃腸炎
●気温の急な変化で体調を崩さない対策
①衣類、寝具などで体温調節
②温かいものを飲んだり、食べたりする
③生活のリズムを整える
などについて、出演者の皆さんとトークしました。

2011年8月23日火曜日

ひるおび!健康常識パートⅧ


TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」も、今日で、8回目となりました。
本日は、若い時に日焼けをすると年をとってシミになりやすい?、太った人は蚊に刺されやすい?、夏は冬より痩せやすい?、耳に水が入ったらジャンプして頭をトントンすると良い?、目薬をした後は目をパチパチすると良い?の5つの話題を取り上げました。

竹脇無我さんの小脳出血

竹脇無我さんが、小脳出血でお亡くなりになりました。
10年以上、糖尿病を患っていたようです。糖尿病の場合は、動脈硬化を起こしやすく、血管の壁も、もろくなって、脳出血を起こしやすい傾向にあります。さらに、ここ数日の気温の大きな変化が、脳出血を起こす引き金となった可能性もあります。
気温の大きな変化、特に急に寒くなりますと、交感神経などの自律神経が高ぶって、血管が収縮したり、血圧が高くなりやすいのです。季節の変わり目には、このような気温の変化が、脳出血を引き起こす一つの原因と報告されています。脳出血は、気温が下がり出す9月ごろから多くなり、冬には、屋内から屋外の温度差も生じるので発症しやすくなります。
小脳出血では、他の脳出血と同様に、頭痛、嘔吐、めまいなどの症状が出ますが、特徴的なのが、運動失調といって、意識はしっかりし麻痺もないのに、立つことや歩くことができなくなることです。しかし、竹脇さんのものは、生命に関わるほど、広い範囲に出血していたことが示唆されます。
本日のTBSテレビ、ひるおび!で、コメントしました。

2011年8月11日木曜日

ひるおび!、夜間熱中症


異常な猛暑が続いています。昨日も、上地雄輔さんのイベント会場で多数の熱中症患者が搬送されました。
本日のTBSテレビ、ひるおび!では、夜間熱中症などに注目しました。
東京都監察医務院の昨年の調査では、熱中症により命を落とされる方の死亡時刻は、昼間と夜間で大きな差がないことがわかりました。建物の壁や天井に、昼間に蓄えられた熱が、夜に放射熱となって、室内にながれこむことによります。壁に使われている材料がコンクリートの場合、温まりやすく冷めにくいので、夜になって、熱を放出するんです。対策としては、夜間も通風をよくし、適切に扇風機や冷房を使用する、枕元に水分を置き、夜間の暑さにも厳重注意をする、などです。特にお年寄りは、暑さや喉の渇きを感じにくいので注意が必要です。
また、物事に夢中になる人、我慢強い人ほど、熱中症になる可能性が高く、用心深く、冷静な人は、熱中症に対する対応も適切であると考えます。とはいえ、炎天下のスポーツなどは、我慢強さが要求されますので、自分自身の熱中症対策を客観的に評価するだけでなく、周囲の人の配慮も、熱中症対策には肝要です。

2011年8月5日金曜日

松田選手の心筋梗塞

サッカー松田選手が、34歳の若さにして、心筋梗塞と診断され、お亡くなりになられたことは、大変残念です。
ニッポン放送、あさラジ(8月4日)、TBSテレビ、ひるおび!(8月5日)にコメントしましたが、一般的に、心筋梗塞になりやすい危険因子というのは、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などを合併していたり、運動を普段からしていなかったり、喫煙者であったりということです。通常は、40歳以上で発症します。
松田選手に関しては、この年齢で心筋梗塞を発症することは、極めて稀なケースとしか言いようがありません。榊原記念病院の伊東春樹先生(循環器内科)も、珍しいケースと話しています。一流運動選手の突然死は、年間数例は報告されていますが、その背景のほとんどはブルガダ症候群であり、肥大型心筋症、冠攣縮性狭心症による場合もあるようです。

2011年8月4日木曜日

セカイの知恵袋、特別企画、夏に関するお悩み解決


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第14回の今夜は、夏休み特別企画ということで、夏に関するお悩みを、出演者および視聴者から聞いて解決するということになりました。まず、各国出演者からは、カメルーン→暑すぎる、ブラジル→蚊に刺されてデング熱が流行る、中国→蚊が多くて肉を食べることができない、ドイツ→ナメクジが大量発生して花や植物を荒らす、などの悩みを解決しました。続いて、視聴者から、今週一週間にわたってお問い合わせいただきました、夏に関する悩みや疑問についても、徹底検証しました。

2011年8月1日月曜日

手足口病、ニッポン放送、ごごばん!

手足口病が、大変流行しています。
そこで、本日のニッポン放送、ごごばん!では、どんな病気なのか?、現在どんな状況となっているのか?、ウィルスの違い?予防策?などについて、解説させていただきました。

ラジオ人間ドック、紫外線対策、ニッポン放送


今週一週間、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、夏に気をつけたい紫外線対策です。紫外線の種類、日焼けのメカニズム、紫外線のメリット、デメリットについて解説し、日焼け止めの使い方や種類についても触れます。そして、日焼け止め以外の紫外線対策、日焼けをしたときの正しい処置方などについて解説していきます。