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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2016年4月29日金曜日

熊切あさ美さんの舞台を見て感じたこと

 熊切あさ美さんが出演されている「そして龍馬は殺された」(俳優座劇場)を見てきました。舞台上での演技とはいえ、表情・動き・呼吸のすべてが落ちついており、「坂本龍馬の妻=お竜」役に巧みに感情移入しつつも、言葉や人に寄り添う時などの微細な動きは極めて自然体で、精神的に安定していて自律神経のバランスが最良の状態と見受けられました。龍馬のお墓の前で、自分が身ごもった事を告げ、歌を口ずさむシーン、このシーンを見事に演じるには、かなりの肉体的精神的な安定感があるものだと感じました。私も感動して泣きました。私がこれまでに何十回も足を運んだ、ニューヨーク、ブロードウェイの「オペラ座の怪人」に出てくるクリスティーヌの名演技(お墓の前で)に匹敵するものと思い、感銘を受けました。
 以下は、私の勝手な考えです。
もしかしてとんでもない嫌なことがあっても、努力して乗り超え、一歩一歩前進していれば、人は磨かれ、必ず輝くのではないかと感じます
 ある番組でご一緒した繋がりで舞台に見に来る機会を得て、色々な意味でためになり、数時間の休暇を思いっきり泣き、感動し、笑い、楽しみました。