今朝、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!にて、大震災における医療面に対してコメントしました。
●生存のひとつのポイントは72時間といわれてますが、その理由は?
人は、72時間以上、どこかに閉じ込められて、水などを飲むことができなくなると、死亡率が急激に高まると報告されています。救援物資の中でも、水分と塩分は、命を助けるために、最も大切です。現場は、混乱しているとは思いますが、迅速な、水と塩の配給、そして、閉じ込められている人の救出が、求められています。
●避難した方々は、心も体も疲れています、そういった方が、今、気をつけるべきことは何でしょうか?
大震災を直接、経験して、なんとか、命の危険をまぬがれたものの、心に加えられた衝撃的な傷が原因で、さまざまな、ストレス障害を引き起こす人もかなり多いと考えられます。具体的には、精神的に不安定になり、不安が強くでたり、眠れなくなったりすることです。現在余震が続いていますので、そのことも、気持ちの不安定さや、不安を、さらに深めてしまいます。とくに、子供の場合には、地震などに対する経験がないため、はっきりと原因がわからない、お腹の痛み、頭の痛み、吐き気、悪夢などが繰り返されることも多いのです。
対策としては、まずは、睡眠や、休養をよくとることです。家族、友人、職場で、互いに、相手の心の変化、体調の変化に気をつけあうことが、とても大切です。
●福島第1原子力発電所の周辺から避難した人で、被爆した方々の情報が入っています。除染(おせんをとりのぞく)という治療をするようですが、具体的にはどういった治療方法なんでしょうか?
除染という治療は、被爆した可能性のある人に対して、まずは、体の表面の汚染状態、被爆程度を調べます。そして、必要な人には、少しでも早めに、放射性物質を洗い流す、という治療を行います。具体的には、汚染されている衣類などを脱いでもらい、シャワーなどで、石鹸をつかって、全身(髪の毛も)を洗い流すことです。また、汚染の程度が高い場合には、体をあらった後に生じる廃液の管理が問題になりますので、ぬれタオルなどで拭き取る場合もあります。
●放射性物質から身を守るための注意点は何でしょうか?
今後、放射性物質がさらに強く検出されるようなら、なるべく、自宅などの建物から外にでない。そとの空気が入らないように、ドアと窓をしめる。換気扇も使わないということがポイントです。外出の時には、鼻や口、傷口から、体の中に入ってくる、内部被ばくというものにも注意が必要です。ぬれタオルで、鼻や口をおおうことも意味があります。なるべく、皮膚はださない服装で、外から家の中に入る際には、汚染された心配のある衣類を、家に入る前に脱いで、ビニール袋にいれて、袋の口を縛るなどの配慮が必要です。
ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。
森田豊医師の公式HP(http://morita.pro/)はこちらからご覧ください。
1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。
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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。
2011年3月14日月曜日
2011年3月11日金曜日
スイッチOTC?

今朝のテレビ朝日、スーパーモーニングで、スイッチOTCについてコメントしました。
●スイッチOTCとは
これまでは医師の診察の後、医師の処方でしか使用できなかった医薬品を、薬局で買えるようにしたのがスイッチOTC薬です。「Over The Counter」の略で、街の薬局のカウンター越しに売られる薬のことを意味します。たとえば鎮痛剤である、ロキソニンSが現在、爆発的に売れているようです。
●スイッチOTCが広がるわけ
従来の大衆薬より効き目のある医薬品を薬局等で入手できるようになるというメリットがあります。医師不足の状態の病院で何時間も診察を待って、処方をしてもらわなければならないという時間的な手間も省けることに人気があります。さらに、スイッチOTCは、保険診療ではなく、自分のお金のみで薬を買うことになりますので、国にとっては、医療費の削減につながります。また、医師にかかって、初診料か再診料、処方箋料、薬代として、全費用の自己負担3割を支払う額よりは、OTCの価格の方が概して安い設定になっています。
●スイッチOTCを使う時の注意
従来の大衆薬よりも、効果が強い代わりに副作用はやや強いことは事実ですので、安全性を確保する為には、適正に使用(服用)してもらう必要があります。
また、服用しても症状の改善が認められない場合には、何らかの想定外の病気が隠されていることもありますので、病院に行かなければなりません
2011年3月9日水曜日
ベイエフエムで、医薬品副作用報告システムについて解説
本朝、bayfm「POWER BAY MORNING」のデリナビで、医薬品副作用報告システムについて解説しました。まだ、あまり知られていないシステムだと思いますが、アメリカなどではもう確立されているシステムです。
●厚生労働省が、今年から試験運用を始めた「医薬品副作用報告システム」とは?
薬には、医者が処方したもの、それからドラッグストアーで買った市販薬などあります。そのいずれでも、様々な、副作用がでることがあります。今回の、「医薬品副作用報告システム」とは、患者さん本人が、ホームページから、その副作用の状態を直接、厚生労働省に報告するシステムです。今までは、患者さんに副作用が生じると、医者に診てもらい、そして、医療機関や、薬の製造販売業者を通じて、厚生労働書への報告されることが、通常の流れで、こうした、患者さんからの直接の情報を、国が集めるシステムはなかったんです。気軽に報告できることで、今まで見過ごされてきた細かい副作用被害も厚労省に伝えることができ、国内での薬の使用がより正しく行われ、安全性を高めるという意味では、画期的です。今年、1月から7月まで、試験的に運用して、8月以降は、情報を分析し、今後のシステム構築へ。年内にも正式なシステムの運用開始を目指すようです。http://rx.di-research.jp/
●このようなシステムが必要とされる背景にはどのようなことが考えられるのでしょうか?
これまで、薬の副作用は、よほど重篤なもの以外は、患者さんも医者も、時間や手間を考えて、報告しないでいたという背景があります。さらに、医者不足により、患者さんとのコミュニケーションをとる診療時間自体が短くなって副作用が出ても、そのまま軽快していくものであれば、問題にされないことが多かったんです。また、医者から処方されたものなどは、直接、医者に言いづらいという場合もあるようです。
●正式な運用に向けての問題点は?
連絡をうけた厚労省がどのような形で、どの程度調査できるのか。また、薬と、その副作用らしき症状との因果関係を、正確に把握できるかどうかも、不明瞭。特に複数のお薬を飲んでいる方は、どの薬の副作用かを判断するのは難しいとも言われています。
●厚生労働省が、今年から試験運用を始めた「医薬品副作用報告システム」とは?
薬には、医者が処方したもの、それからドラッグストアーで買った市販薬などあります。そのいずれでも、様々な、副作用がでることがあります。今回の、「医薬品副作用報告システム」とは、患者さん本人が、ホームページから、その副作用の状態を直接、厚生労働省に報告するシステムです。今までは、患者さんに副作用が生じると、医者に診てもらい、そして、医療機関や、薬の製造販売業者を通じて、厚生労働書への報告されることが、通常の流れで、こうした、患者さんからの直接の情報を、国が集めるシステムはなかったんです。気軽に報告できることで、今まで見過ごされてきた細かい副作用被害も厚労省に伝えることができ、国内での薬の使用がより正しく行われ、安全性を高めるという意味では、画期的です。今年、1月から7月まで、試験的に運用して、8月以降は、情報を分析し、今後のシステム構築へ。年内にも正式なシステムの運用開始を目指すようです。http://rx.di-research.jp/
●このようなシステムが必要とされる背景にはどのようなことが考えられるのでしょうか?
これまで、薬の副作用は、よほど重篤なもの以外は、患者さんも医者も、時間や手間を考えて、報告しないでいたという背景があります。さらに、医者不足により、患者さんとのコミュニケーションをとる診療時間自体が短くなって副作用が出ても、そのまま軽快していくものであれば、問題にされないことが多かったんです。また、医者から処方されたものなどは、直接、医者に言いづらいという場合もあるようです。
●正式な運用に向けての問題点は?
連絡をうけた厚労省がどのような形で、どの程度調査できるのか。また、薬と、その副作用らしき症状との因果関係を、正確に把握できるかどうかも、不明瞭。特に複数のお薬を飲んでいる方は、どの薬の副作用かを判断するのは難しいとも言われています。
2011年2月27日日曜日
出港!逆黒船テレビ、パワー&ブレインバトル
今朝、日本テレビ、逆黒船テレビで、パワー&ブレインバトルと称するクイズ番組がオンエアーされました。
ミス東大生(加納舞)、弁護士(谷原誠)と、私がブレイングループで、ボビーオレゴン、池谷幸雄、落合真理がパワーグループです。それぞれ、ブレインチームとパワーチーム各一人でチームをつくって、3チームで、クイズと体力を競うというものです。
逆転の上、なんとか、池谷幸雄さんと私のチームが優勝。
しかし、そこに待っていたのは、罰ゲームとも呼べるような、水の中に顔をつけて、呼吸をどこまで込められるかというものでした。クリアすれば、賞金10万円が、二倍になるということで、必死に息をこらえましたが、賞金より命が大事で、途中でギブアップ。賞金2倍は、断念でした。
日ごろの医療解説とはことなり、とても楽しい企画でした。
ミス東大生(加納舞)、弁護士(谷原誠)と、私がブレイングループで、ボビーオレゴン、池谷幸雄、落合真理がパワーグループです。それぞれ、ブレインチームとパワーチーム各一人でチームをつくって、3チームで、クイズと体力を競うというものです。
逆転の上、なんとか、池谷幸雄さんと私のチームが優勝。
しかし、そこに待っていたのは、罰ゲームとも呼べるような、水の中に顔をつけて、呼吸をどこまで込められるかというものでした。クリアすれば、賞金10万円が、二倍になるということで、必死に息をこらえましたが、賞金より命が大事で、途中でギブアップ。賞金2倍は、断念でした。
日ごろの医療解説とはことなり、とても楽しい企画でした。
2011年2月10日木曜日
奇跡体験!アンビリバボー
今夜、フジテレビ、奇跡体験!アンビリバボーに出演しました。脳死というナイーブなテーマです。アメリカで実際にあったことです。脳死と診断されたザックさんが、臓器摘出を待っている間に、意識を取り戻して、元気になっていくという、医学的には全く説明、解明できない謎の出来事でした。脳死の判定基準は国によって異なり、特にアメリカでは州によっても、カナダでは病院によっても異なっています。アメリカでは、このザックさんの出来事があってから、2008年、州ごとにばらつきがあった脳死判定基準の改定案が議論され、2010年に改定されることになりました。日本の脳死の判定基準は、どの国よりも厳しいと思います。ザックのことは、医学的には奇跡とはいえ、日本では、そのような奇跡が起こる可能性はありません。今回の出来事は、脳の世界には未知な部分はあるがアメリカでおこったことであると捉えていただき、日本の脳死判定や臓器移植に対して不安にならないでほしいと願う次第です。ただし、脳死を死として認めるかは、個人の死生観によるもので、まだ、これからも十分な論議は必要です。番組では、死生観に関する個人の違いなども触れることができました。
2011年2月9日水曜日
笑っていいとも!、出演
本日の笑っていいとも!に出演しました。
企画は、あなたの(おそらく)知らない世界、医療ジャーナリスト、というテーマでした。
4人の医療ジャーナリスト、松井宏夫さん、植田美津恵さん、大串英明さん(写真左から)らと、活発に討議しました。
前半は、私の著書、「ねぎを首に巻くと風邪が治るか?」から、約4問、医療の新常識をクイズ形式で紹介し、たくさんのご意見がでました。
また、後半は、病院とうまく付き合う付き合い方について、4人の医療ジャーナリストで、クイズ形式で答えるという番組構成でした。紹介状って書いてもらったほうがいい?、医者にお金を包んだほうがいい?セカンドオピニオンは受けてもいい?など、皆さんの素朴な疑問を一気に解決です。
スタジオのゲストや、観客の勢いには、これまで経験したもののない、エネルギッシュなものがありました。
企画は、あなたの(おそらく)知らない世界、医療ジャーナリスト、というテーマでした。
4人の医療ジャーナリスト、松井宏夫さん、植田美津恵さん、大串英明さん(写真左から)らと、活発に討議しました。
前半は、私の著書、「ねぎを首に巻くと風邪が治るか?」から、約4問、医療の新常識をクイズ形式で紹介し、たくさんのご意見がでました。
また、後半は、病院とうまく付き合う付き合い方について、4人の医療ジャーナリストで、クイズ形式で答えるという番組構成でした。紹介状って書いてもらったほうがいい?、医者にお金を包んだほうがいい?セカンドオピニオンは受けてもいい?など、皆さんの素朴な疑問を一気に解決です。
スタジオのゲストや、観客の勢いには、これまで経験したもののない、エネルギッシュなものがありました。
2011年2月1日火曜日
ひるおび!、健康常識パートII
昨年12月28日の第一弾で好評をいただきました、『知っトク、カラダ講座、健康常識』の第二弾が、本日、生放送となりました。今回は、おへそのゴマは取ってはいけない?、低血圧の人は朝の目覚めが悪い?、ミカンを食べると体が黄色くなる?など、身近な話題をとりあげました。
TOKYO FM, Blue Ocean
2011年1月31日月曜日
病気に対する世界の民間療法
昨年6月2日に出演した、東京メトロポリタンテレビジョン、The World Standard TV, ザ・ゴールデンアワーにて、本日、病気に対する世界の民間療法について、医学的根拠があるかどうかを徹底解析して、コメントしました。
なめくじを捻挫にはる?→×、すり傷にヨモギの葉を貼る?→○ 、バターを傷に塗るとよい?→×、風邪をひいたらハーブを煎じて蒸気にしてかぐ→○など、世界各国の民間療法を紹介し、医学的根拠がないものについても、なぜ、そのような民間療法が広まったのかを検証してみました。
なめくじを捻挫にはる?→×、すり傷にヨモギの葉を貼る?→○ 、バターを傷に塗るとよい?→×、風邪をひいたらハーブを煎じて蒸気にしてかぐ→○など、世界各国の民間療法を紹介し、医学的根拠がないものについても、なぜ、そのような民間療法が広まったのかを検証してみました。
今すぐできる健康セルフチェック、第二回
本日の日本テレビ、DON!の特集で、「このサインは要注意!?、今すぐできる健康セルフチェック(第二回)」についてスタジオ生出演しました。今回で、DON!には、7回目の生出演でした。
視野の異常のセルフチェック方法、舌の異常、そして最近多く口にされる「若年性更年期障害とは?」の現状について、できる限りわかりやすく概説を試みました。
http://www.ntv.co.jp/don/contents02/index.html
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http://www.ntv.co.jp/don/contents02/index.html
