ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

森田豊医師の公式HP(http://morita.pro/)はこちらからご覧ください。
1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2016年6月15日水曜日

峰竜太さんご夫妻に喝!

ラジオ日本、「峰竜太のミネソタ」に、久しぶりにゲスト生出演しました。舛添都知事辞任、ジカ熱など、様々なニュースにコメントしつつ、今日のテーマは、「お父さんと健康」。峰竜太さんのご令室さま、海老名美どりさんは、姉の同級生で縁深い。かかあ殿下の、峰さん家族に喝!

著書、『今すぐ 「それ」をやめなさい!』より。

http://www.subarusya.jp/book/b226924.html
亭主関白の傾向が強い夫は、夫婦の立場が平等である夫よりも死亡率が高いということが、ミシガン大学の研究でわかりました。亭主関白的な人は、病気などが原因で死ぬ可能性が、亭主関白でない人より20パーセント多く、事故や殺人(!)などが原因で死ぬ可能性も2倍以上多いそうなのです。亭主関白を貫く男性は、家庭以外でも社会的にも権力を得ようとして周囲の人たちと争う傾向が強いリスクがある行動を取りがちになり、ストレスが多くなるからのようです。ストレスが多いと交感神経が高ぶり、心臓や脳の血管が収縮しやすく、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいのではないかと考えられます。そういう意味で、逆に「かかあ天下」の妻も健康によくありません。お互いにいたわり合う「男女平等」が夫婦の健康にはいちばんなのでしょう。