ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

森田豊医師の公式HP(http://morita.pro/)はこちらからご覧ください。
1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2011年12月16日金曜日

テレビ朝日、「DOCTORS 最強の名医」、最終回



医療監修を担当している、テレビ朝日の医療ドラマ、「DOCTORS 最強の名医」が、昨日で最終回の放送となりました。相良医師が、冷静沈着に周囲の医師や看護師などのモチベーションを変えていき、理想の病院を作り上げていくというストーリーは、病院だけでなく、様々な組織やチームにもあてはまることでしょう。最終回、高視聴率18.5%。

2011年12月15日木曜日

ひるおび!、空気の乾燥と病気、無自覚脱水症?

本日のTBSテレビ、ひるおび!では、下記の内容の一部を解説しました。
●(無自覚脱水症なるもの)冬場はあまり汗をかかないので、のどが渇いたという実感がなく、水分補給の量や、頻度が少なくなる傾向にあります。さらに、空気が乾燥していたり、暖房による湿度の低下もあいまって皮膚表面から失われる水分量も増えてしまい、脱水がおこるのです。脱水が生じるのは夏だけではないのです。
●(冬の脳梗塞)脳梗塞の一番多いのは、12月~1月にかけての冬です。その原因としては、気温の低下による血圧の変化、湿度の低下による乾燥と脱水による血液濃縮、運動不足による血栓の形成などが考えられています。室内の気温差を少なくしたり(特に、トイレやお風呂場など)、脱水を防ぐために、水分を十分にとること(特に寝る前や、おきた時の水分補給)が大切です。
●(ドライアイ)空気の乾燥によって、目に痛みを感じたり、異物感があったりするほか、目が疲れやすくなったします。症状が進むと目の表面が傷つき、視力の低下を起こすこともあります。ですから、室内の加湿に注意することや、ドライアイの症状があったら、目薬などを使用することです。
●(乾燥肌)乾燥によって、皮膚を守る皮脂が少なくなり、痒みが生じます。普段から、保湿クリームなどを使用して、乾燥肌に対応することが重要です。
●(マイコプラズマ)今年は、秋ごろからマイコプラズマ肺炎の患者さんの数が例年の2倍以上になっています。激しい寒暖差が原因と考えられますが、特に最近は、空気が乾燥して、気温も低下して、人から人に移りやすくなっているのです。これまでマイコプラズマに使われてきた抗生物質(マクロライド系)が効かない耐性タイプのマイコプラズマ肺炎は、2006年には30%ぐらいでしたが、今年は90%もいると報告されています。医療機関では、このような薬物耐性に対しては、別の抗生物質(テトラサイクリン系)を使用して対応しています。

2011年12月13日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩII

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、本日で12回目の放送となります。
本日は、水虫には酢が効く?、高血圧の人は塩分を控えると血圧が下がることが多い?、ストレスが溜まると太りやすくなる?、女性は声変わりしない?、食後の薬はすぐに飲むと良い?、を取り上げました。

2011年12月12日月曜日

NHK総合テレビジョン、あさイチ、TPP加盟と医療

本朝のNHK総合テレビジョン、あさイチ、にて、TPP加盟と医療について下記のコメントの一部が放送されました。
 TPP加盟によって、国民皆保険制度の崩壊の恐れがあるという反対意見が、日本医師会を中心に出てきています。国民皆保険制度が完全に崩壊することはないにしても、日本医師会の判断は、ある程度、理にかなったものだと私は思います。TPP加盟によって、営利目的の病院が参入し、自由診療は確実に増えることが予想されますが、政府の財政赤字(医療費赤字)を考慮に入れれば、結果的に、公的保険が適応される範囲が徐々に少なくなることが危惧されるのです。すなわち、先進医療も公的保険が適応される動きが止まり、全額自己負担、高額の医療費を払える人しか受けられなくなる可能性が高くなるでしょう。薬に関しても、国内未承認の薬を個人輸入という形で国内に導入する動きが加速化し、自由診療で使用することがTPP加盟によって進むと考えます。
 野田総理の国会答弁では、「公的保険制度は断固として守る」ということでしたが、国も医療費高騰による財政赤字をどうにかこうにかしたいと思っている以上、保険診療の適応範囲を拡大する方向に歯止めがかかる可能性の方が高いと考えます。日本の政権の信頼性が損なわれつつある以上、「公的保険制度は断固として守る」という言葉だけでは、信用できないように思います。
 最悪のシナリオを考えるとすると、将来的に、富裕層だけが、よい医療を受けることができ、富裕層の寿命だけが延びるという、極めて恐ろしい可能性もでてくるように思います。これが、国民皆保険が維持できなくなる可能性です。また、混合診療が全面解禁された場合には、薬や医療機器のメーカーは最新の機材や薬を開発する際に、時間や費用のかかる保険認可を待たず、自由診療に提供するようになる可能性もあります。これもまた、医療格差を加速させてしまうのではないでしょうか。

2011年12月5日月曜日

ラジオ人間ドック、お酒にまつわるウソ・ホント!、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、お酒にまつわるウソ・ホント!です。お酒を飲むと何故酔うのか?、休肝日は必要か?、チャンポンすると悪酔いする?、シジミの味噌汁やウコンは肝臓によい?、女性の方がお酒に弱い?、二日酔い対策などについて、解説します。

2011年11月29日火曜日

肉食・大腸がん・寿命の関係

今日のTBSテレビ、ひるおび!、冒頭コーナーでは、昨日、国立がん研究センターから発表された肉食による大腸がんのリスクの増加等について、以下の内容の一部を解説しました。
●2011年11月28日に発表された国立がん研究センターからの研究結果によれば(約8万人を対象とした10年間の研究)、過剰な肉類の摂取により、大腸がんのリスクは、約1.4倍高まるとのことです。これは、世界的な研究結果(世界がん研究基金、米国がん研究協会)ともあてはまります。
過剰な肉類の摂取により、大腸がんのリスクは高まります。
●とはいえ、肉食が敬遠されることは健康にとってよくありません。人間の寿命という観点からは、肉食による動物性タンパク質の摂取が大切だからです。平均寿命の長い欧米諸国の動物性タンパク質の摂取比率は60%以上、平均寿命の短いアジア諸国の動物性タンパク質の摂取比率は20%程度(インドでは約10%で、平均寿命は約66歳。2011年のWHOの発表)です。
●日本人の動物性タンパク質の摂取比率は50%で、この値は、理想的なものであり、この値とともに、日本は、世界一の長寿国になりました。20世紀初頭の日本のように、動物性タンパク質を極端に欠いた和食は、逆に短命を招くのです。

2011年11月22日火曜日

ひるおび!、冬季うつ、光トポグラフィー

今日のひるおび!、知っトク!カラダ講座では、冬季うつ、について、スタジオ解説しました。
冬季うつの典型的な症状としては、気力や集中力がなくなる、十分に睡眠をしていても日中に眠気がある、炭水化物や甘い物を過剰に食べてしまう、などがあげられます。
病気の起こる仕組みの詳細はよくわかっていませんが、日照時間が短くなることによって、脳内のセロトニンが減少することが原因の一つとして報告されています。
また、番組では、うつの最新診断法である光トポグラフィー、双極性障害II型についても、取り上げました。

2011年11月20日日曜日

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会


本日の読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会に、スタジオ出演しました。
ポンスケでもわかるニュース、ポスト池上彰は誰だ?!、というテーマで、4人の解説員の一人として、語りました。当初の私の解説内容は、マイコプラズマ肺炎でしたが、スタジオで話が色々と脱線して、新型インフルエンザ、うがい、TPPに関する医師会の見解について、などなど、話が弾みました。
http://www.ytv.co.jp/takajin/

2011年11月19日土曜日

たかじんNOマネー放送(再度出演)


10月15日のゲスト出演に引き続き、本日、テレビ大阪、たかじんNOマネーが放送になりました。今回は、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠先生と共にスタジオゲストです。やしきたかじんさん、青山繁晴さん、須田慎一郎さん、水道橋博士さん、岸博幸さん、眞鍋かをりさんらと、台本なし、打ち合わせなしの1時間大議論です。
今回、放送のテーマは、世に溢れる健康法やダイエット法を一刀両断。飲尿健康法、ノーパン健康法、炭水化物抜きダイエット法、水ビジネス、チタングッズ健康法、真珠美容法、寄生虫ダイエット、ヒル健康法、くすぐり健康法、土食健康法、ミツバチ蜂針療法などについて、大議論となりました。
放送日時は、本日午後1時~(放送地域によっても異なります)。
写真は、大阪大学、菊池誠教授と。

2011年11月15日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩI

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、本日で11回目の放送となります。
本日は、女性は男性よりお酒が弱い?歯磨きは食後すぐにすると良い?つわりの時は酸っぱいものを食べると良い?寝不足だと太りやすい?風邪の時は湯船につからない方が良い?、を取り上げました。

2011年11月11日金曜日

テレビ朝日、「DOCTORS 最強の名医」、高視聴率15.7%


医療監修を担当している、テレビ朝日の医療ドラマ、「DOCTORS 最強の名医」が、昨日で、第三話の放送となりました。昨日の第三話は、主人公、相良医師の亡き夫人が罹患した腹膜偽粘液腫に関する手術のストーリーでした。毎回、視聴率は上がり、第三話は、高視聴率15、7%となりました。

2011年11月8日火曜日

ひるおび!急性呼吸不全

今日のひるおび!、冒頭コーナーでは、鳴戸親方が急性呼吸不全にてお亡くなりになられたことに関して、急性呼吸不全について解説しました。
急性呼吸不全とは、何らかの原因で、酸素を肺から十分に取り込めない状態となり、血液中の酸素が低下することです。原因としては、肺炎、喘息の発作、呼吸中枢の異常(脳卒中など)、胸の外傷(肋骨、肺の外傷)などがありますが、鳴戸親方に関しては、39℃程度の発熱もあったことから肺炎と、持病の喘息の発作の悪化が原因として考えられます。
喘息は、様々な精神的ストレスで悪化しやすいですし、糖尿病を患っていたために、肺炎などの感染症が重症化しやすく、急性呼吸不全になったものと考えられます。
急性呼吸不全の説明の後、これから冬に向かって、気をつけなければならない、呼吸器の感染症(上気道炎、下気道炎)について、概説しました。

TOKYO FM, Blue Ocean、コメンテーター


本日、TOKYO FM, Blue Oceanに、コメンテーターとして、三回目の生放送出演をしました。(写真は、パーソナリティの望月理恵さんと)。今日のテーマは、ダイエット法。炭水化物抜きダイエット、低糖質ダイエット、骨盤ダイエット、巻くだけダイエット、ロングブレスダイエット、ファスティング、EMSなどについて、解説検証しました。また、リスナーの方々からは、血液型ダイエット、チョコレートダイエット、パワーモーニングダイエット、粉ミルクダイエット、レコーディングダイエットなどなどについて、多数、ご質問いただきました。ダイエットブームといっていいほど、本屋さんの店頭には、ダイエットに関する書籍が並んでいます。自分にとってふさわしいダイエット、医学的に理にかなったダイエットを、継続的に行ってほしいです。

2011年11月7日月曜日

ひるおび!、大塚範一さんの急性リンパ性白血病

めざましテレビの大塚範一さんが、急性リンパ性白血病で入院されました。本日のTBS、ひるおび!、冒頭コーナーでは、急性リンパ性白血病についてスタジオにて概説しました。
骨髄の中では、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞が作られています。白血球の中には、リンパ球という成分がありますが、異常なリンパ球だけが増えてしまい、正常な血液細胞が減少してく病気が急性リンパ性白血病です。ちなみに、白血球の成分のうち、リンパ球ではく、好中球・好塩基球・抗酸球・単球などが増えるのが急性骨髄性白血病です。リンパ性と骨髄性の患者の比率は1対9で、リンパ性白血病は小児に多い病気ですが、大人でも生じます。
大塚さんは、たまたま、首のリンパ節の腫れで、血液検査により診断されましたが、症状がない状態で、血液検査で、白血球が多かったり、異常な形の白血球が検出されたりすることで、偶然診断されることも多い病気です。
このように、無症状で見つかることも多いのですが、症状が起こるとすれば、
●異常な白血球が増加→風邪などの感染症にかかりやすい、かかっても治りにくい
●赤血球が減少→たちくらみ、動悸などが生じる
●血小板が減少→鼻出血、歯肉出血、あざなどが生じやすい
などがあげられます。
残念ながら予防法などのない病気ですが、定期的な血液検査による早期発見が大切です。
抗がん剤での治療成績も向上してきましたので、寛解されることを祈願します。

マイコプラズマ肺炎


愛子様のご入院の原因となったマイコプラズマ肺炎について、TBSテレビ、ひるおび!で下記の内容の一部をコメントしました。
●マイコプラズマという病原体は、細菌と、ウィルスの、ちょうど中間ぐらいの大きさの病原体です。通常の肺炎とはちょっと症状が異なる肺炎を起こす病原体として知られています。肺炎は通常、ご年配の方や、体が弱った方に起こりやすいのですが、マイコプラズマ肺炎は、小さなお子様や、小中学生にも、起こりやすい傾向がありまして元来、元気な方に起こることが多い肺炎です。頑固な咳、それも、痰の出ない乾いた咳が、通常2週間以上続くことが特徴で、咳のために、胸や背中の筋肉が痛くなることもあります。通常の肺炎と比べて、発熱、頭の痛み、だるさなどの全身の症状は、あまり強くないことが多いのです。
●市販の風邪薬や、医師が通常、処方する抗生物質では効果がなく、マクロライド系抗生物質というちょっと特殊な抗生物質が有効です。ですから、医療機関で、血液検査とレントゲン検査によって、的確に診断をうけることが大切です。全身症状が軽いために、医療機関を受診しないで、長期間の咳で悩んでいらっしゃる方の中には、この病気である可能性も高いのです。
●以前は、4年に一度、流行する傾向があることから、オリンピック熱とも呼ばれていましたが、最近は、この傾向が薄れつつありまして、毎年、流行しています。一年を通じて、患者さんはいらっしゃいますが、特に秋から冬に多いのが特徴です。今年は、7月以降患者さんが例年よりも増えてきまして、特に10月以降は、過去10年間で、最も多い患者数になっています。

ラジオ人間ドック、風邪やインフルエンザなどの呼吸器の感染症、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、風邪やインフルエンザなどの呼吸器の感染症です。寒くなると風邪をひくのは?、ウィルスと細菌の違いとは?、インフルエンザ、マイコプラズマ、RSウィルスなどについて解説します。最終日の11日金曜日は、風邪に対する民間療法についても、徹底検証します。

2011年11月5日土曜日

テレビ大阪、たかじんNOマネー、再度収録


本年、10月15日の放送に引き続き、テレビ大阪、たかじんNOマネーのゲストとして、再度、大阪に招かれました。
大阪大学サイバーメディアセンター教授、菊池誠先生とともに、世に溢れる健康法やダイエットの真偽について、徹底検証しました。
内容は、たかじんさんらとともに、かなり脱線脱線しましたが、あっという間の収録でした。
放送は、11月19日前後、18局の全国ネットの予定です。(東京では放送されません。)

2011年11月3日木曜日

ひるおび!、寒暖差アレルギーとは


今日のひるおび!では、最近、『寒暖差アレルギー』と呼ばれつつある状態について解説しました。
この時期、急激な気温の変化が原因で、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど、いわゆるアレルギー性鼻炎のような症状が出てくる人が多くなっています。これは、鼻の奥の細い血管が、気温の変化にともなって、自律神経の影響で、収縮したり、拡張したりすることで、鼻の粘膜にダメージを及ぼすためと考えられています。鼻から吸われる空気に一日のうちでも温度差があることが原因ですが、足や下半身からの冷えが原因で起こることも報告されています。こういった急激の気温の変化が原因で生じるアレルギー性鼻炎のような状態を、寒暖差アレルギーと呼ばれつつありますが、その多くは、医学的には、血管運動性鼻炎のことと考えられます。アレルギー性鼻炎と違って、目に症状がないことが特徴です。
寒暖の差がある空間を出入りするときは、マスクを付けること、また、その日の気温や、自分の体調に合わせて、温度調節できる服装(カーディガン、マフラー、腹巻き、ひざ掛け)などを準備して、寒暖差に備えることが大切です。特に足や下肢の冷えやよくありません。

2011年11月2日水曜日

TBSテレビ、世界のみんなに聞いてみた!

今夜のTBSテレビ、世界のみんなに聞いてみた!、では、世界の様々な風邪の治し方(民間療法)について、コメント検証しました。
●温めたビールを飲む(ロシア)→日本の卵酒のように、少量のアルコールなら寝付きを良くすることで風邪治療に効果的ですが、あまり多量のアルコールを飲むと粘膜を乾燥させ、炎症を拡げてしまうので風邪によくはありません。
●カラシを靴下の中に入れる(ロシア)→手足の冷えの予防効果があります。
●グラ治療(インドネシア共和国)、シルグングという木の葉を煎じたお湯をティッシュに染み込ませて患者の鼻に入れ、患者はうつ伏せになります。1時間うつ伏せになっていたら、大量に鼻水が出て来て、風邪が治るという民間療法。→荒療法的ですが、鼻づまりは解消されるでしょう。
●コインで体をこする(インドネシア共和国)→効果は期待できず、全くの迷信だと思います。
●キャベツを頭に巻く(南アフリカ共和国)→キャベツは、水分を多く含む食材なので、頭を冷やすことで、頭痛などには効果があるかもしれません。しかし、熱を下げるには、皮膚の近くに太い血管が走っている首、脇の下、そけい部などを冷やした方が効果的です。

2011年11月1日火曜日

テレビ朝日、中居正広の怪しい噂の集まる図書館

2011年10月4日より、レギュラー番組化された、中居正広の怪しい噂の集まる図書館ですが、今夜で、レギュラー化後、5回目の放送となりました。
体にまつわる都市伝説に関して、当初より医療監修、解説を担当させていただいておりますが、今夜のゲストは、東国原さんでした。
私の検証内容は、薬指が長い女性の性格?でした。Kis-My-Ft2の身体を張っての都市伝説の検証は楽しい企画です。

2011年10月28日金曜日

ひるおび!、武田鉄矢さんの大動脈弁狭窄症


武田鉄矢さんが、大動脈弁狭窄症で手術をされました。本日のTBS、ひるおび!、冒頭コーナーでは、大動脈弁狭窄症について概説しました。
そもそも、心臓は体に大量の血液を送り出すポンプの役割があります。そして、肺で酸素を取り込んだ血液が、左心房・左心室を通り、大動脈から全身へ送り出されるのです。左心室と大動脈の間にあたる部分にある“血液の逆流を防ぐ弁”が、『大動脈弁』で、この『大動脈弁』がなんらかの原因で狭くなると血液を送り出しにくくなり“大動脈弁狭窄症”になるのです。
 原因としては、リウマチなどの病気によるもの、高齢になり大動脈弁が変性・石灰化した場合、先天性のもの、などがありますが、武田鉄矢さんの場合には、先天性の弁の異常があり、これに加齢が加わったことが背景にあるようです。通常、大動脈弁は3枚のパートから成り立っていますが、武田さんの場合は生まれつき2枚しかない先天性二尖弁です。これに加齢が加わり、弁の線維化や石灰化などが生じ、大動脈弁狭窄症になったのでしょう。
大動脈弁を摘出し、人工の弁に取り替えられたようですが、手術後の経過は良好です。
大動脈弁狭窄症は、軽症では無症状のことが多く、心臓の雑音などで発見されることも多いのですが、病気が進行すると、失神発作・狭心症のような胸の痛みなどを伴い、突然死の原因になることもあります。武田鉄矢さんの場合は、息切れ程度の症状しかない軽症例ですので、手術後の予後は良好と考えられます。
ちなみに、アーノルド・シュワルツェネッガーさんも、同様の手術をされています。

2011年10月27日木曜日

テレビ朝日、医療ドラマ、DOCTORS

本日夜9時より、毎週木曜、テレビ朝日、医療ドラマ『DOCTORS 最強の名医』がスタートします。福田靖さんの脚本、私は医療に関する監修をお手伝いさせていただきました。沢村一樹さんの名医ぶりには、医師の一人としても、しびれます。逆に、高嶋政伸さんの悪い医師役に徹する姿にも、最近ありがちな医師像で、注目されます。文句一つ言わず、名医ぶりを坦々とこなしていく姿は、医師のみならず、他の職業人にも力を与えてくれます。保守的な考えに凝り固まった組織の多い現代社会の中で、筋を通すことで、あつれきを生むことは、どこでもあります。沢村一樹さんの演じる笑顔を保ちつつ冷静沈着で正しい道へ進む姿勢には、あつれきを気にせず筋を通すための勇気や活力を多くの人に与えてくれます。
http://www.tv-asahi.co.jp/doctors/index.html

2011年10月26日水曜日

ひるおび!、gloobeのKEIKOさんのくも膜下出血

39歳の若さで、くも膜下出血になったKEIKOさん。
本日のTBS、ひるおび!、冒頭コーナーでは、くも膜下出血について概説しました。
くも膜下出血は、脳卒中の一つで、脳卒中には、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血があります。脳梗塞、脳内出血は、お年寄りに多い病気ですが、くも膜下出血は、30代、40代で働きざかりの方々にも少なくありません。突然、今まで経験したことのないような激しい頭痛(ハンマーや金属バットで殴られたようなと言われています)と、嘔吐で発症します。くも膜下出血が起こる80~90%の方は、脳動脈瘤といって、脳の動脈に瘤があることが原因で、そこからの出血が多いのです。対処法としては、脳ドックで、脳動脈瘤がないかどうかを調べておくことをお勧めします。KEIKOさんは、小室哲哉さんの迅速な救急搬送のおかげで、一命をとりとめました。順調な回復を切願します。
ちなみに、脳卒中のうち、くも膜下出血は、女性に多い病気です。女性は、本来、女性ホルモンによって長い期間、血管の老化や動脈硬化の進行が抑えられているのですが、なぜか、くも膜下出血は女性に多いのです。その仕組みはわかっていません。

2011年10月25日火曜日

ひるおび!、秋の意外な体のトラブル



本日のTBSテレビ、ひるおび!、カラダ講座にて、秋の意外な体のトラブルについて、スタジオで解説しました。
① 腰痛:秋は、腰痛が悪化しやすいのです。これは、腰や周囲の筋肉への血流が減少したり、末梢神経が痛みに過敏になることが原因です。さらに、一日のうちでも夕方、一週間の間でも金曜日に、腰痛を訴える方が多いという統計があります(骨格や筋肉への負担が蓄積されるのが、夕方や週末)。体を冷やさないこと、なるべく同じ姿勢をとり続けないこと、ただし姿勢を意識しながら一日20分のウォーキングをするなどで対応したいです。
② 抜け毛:秋は、抜け毛が多い季節です。夏に浴びた紫外線で頭皮がダメージを受け、秋になって抜け毛につながってしまうのです。一般的に抜け毛の原因は、ストレスや喫煙、バランスの悪い食生活、女性ホルモンの不足などです。過度な飲酒(アルコールが分解されるときにシステインというアミノ酸、髪の原料が使われてしまう)、カラーリング、パーマなども原因となります。
③ 秋バテ:暑かった夏の疲労の蓄積、夏場に冷たい飲食物をとり続けていた事、気温の激変により胃腸をはじめ体への血流が悪化する、などが原因です。詳細は下記を。
http://morita2009.blogspot.com/2011/10/blog-post_20.html

2011年10月20日木曜日

読売テレビ、情報ライブミヤネ屋

本日の、情報ライブミヤネ屋にて、入川保則さんのがん余命について、コメントしました。
これまでのがん患者の事例を見ても、余命を宣告されたのに、その余命の時間が過ぎてもなお、元気で過ごされた方はいらっしゃいます。そういった方の中には、ご自身で何かしらの“生きがい”であったりとか“目標”を見つけ、結果それが、“幸運のお守り”となって命を、長らえて、いるようです。入川さんも、そのケースに当てはまるとしたら、入川さんの“お守り”は、“仕事”、つまり“芝居をすること”だったんじゃないでしょうか。

ひるおび!、気温急降下と体調激変について




本日のTBSテレビ、ひるおび!にて、気温急降下と体調激変についてコメントしました。急激に気温が下がったり、朝晩の温度差が大きいと、身体に対して、様々な負担がかかりやすいのです。今の時期は、体調不良を生じやすく、とても危険な時期です。 気温が急激に変化すると、身体の中の臓器や神経の働きが、その変化にうまく対応できず、そのため、様々な症状が出てきてしまいます。 身体のだるさ、食欲の低下から来る体重の減少、下痢便秘などの消化器症状、頭痛や睡眠トラブルなどの症状が出てくるのです。 対策としては衣類などでこまめに体温調節(カーディガンや、膝掛けなどを上手に利用する)、冷たいものをできるだけとらないようにして、温かいスープなどを飲む、睡眠や食生活など生活のリズムを整えるなどが考えられます。

ひるおび!、古谷一行さんの肺悪性腫瘍

肺悪性腫瘍の大半は、肺がんです。進行した状態では、咳や、血痰などの症状がでますが、初期の状態では、症状はなく、古谷さんのように、定期検診のレントゲン撮影などで、肺の陰として見つかる場合が多いのです。
初期のがんであれば、手術によって、がんを取り除くことが可能で、治療成績も向上してきています。
最低でも一年に一回は、胸部レントゲン検査を受けるべきです。


本日のひるおび!、冒頭のコーナーで、上記についてコメントしました。

2011年10月18日火曜日

テレビ朝日、中居正広の怪しい噂の集まる図書館、第三回

高視聴率の特番をへて、今月初めの10月4日より、レギュラー番組化された、中居正広の怪しい噂の集まる図書館ですが、今夜で、レギュラー化後、3回目の放送となりました。
体にまつわる都市伝説に関して、当初より医療監修、解説を担当させていただいておりますが、局の質の高い演出の醍醐味で、笑いがとまらない、そして知的欲求も満足させてくれる番組の一つだと感じています。今夜のゲストは、三輪明宏さんです。
http://www.tv-asahi.co.jp/ayashii/index.html

2011年10月15日土曜日

たかじんNOマネー放送


テレビ大阪はじめ全国18ネット(東京では見ることできず)にて、たかじんNOマネーが放送になります。今回、スタジオゲストとして呼ばれ、やしきたかじんさん、大谷昭宏さん、須田慎一郎さん、水道橋博士さん、岸博幸さん、眞鍋かをりさんらと、台本なし、打ち合わせなしの1時間大議論となりました。
最先端医療、命はお金で買えるのか?、東洋医学の位置づけ、医師のモチベーションの変遷、ドラッグラグなどなど、さまざまな話に発展しました。最後は、医学都市伝説をみんなで検証しました。
放送日時は、本日午後1時~(放送地域によっても異なります)。
http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/takajin/

2011年10月11日火曜日

テレビ朝日、中居正広の怪しい噂の集まる図書館、第二回

今月10月4日より、レギュラー番組化された、中居正広の怪しい噂の集まる図書館ですが、今夜で、レギュラー化後、2回目の放送となりました。体にまつわる都市伝説に関して、医療監修、解説を担当しています。今日の私のコメントは、扇風機をつけたままで寝たせいで死んだ人がいる!?です。
http://www.tv-asahi.co.jp/ayashii/index.html

ひるおび!、健康常識パートⅩ


TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、本日で10回目の放送となります。
本日は、宵越しのお茶は体に良くない?、脳にしわが多い人は頭が良い?、低血圧の人は貧血になりやすい?眠れない時は羊の数を数えるのは効果がある?の4つの話題を取り上げました。

2011年10月8日土曜日

テレビ大阪、たかじんNOマネー収録

本日は、テレビ大阪、たかじんNOマネーのゲストとして大阪に招かれました。

たかじんさんはじめ、大阪の方々の話の乗りの良さに、ついつい多弁になってしまいました。



放送は、10月中旬、18局の全国ネットですが、なぜか、東京では放送されないようです。


http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/takajin/

2011年10月7日金曜日

日本テレビ、スッキリ!!、RSウィルス感染症・マイコプラズマ肺炎

●本日のスッキリ!!にて、今年、激増しているRSウィルス感染症・マイコプラズマ肺炎について、下記の内容の一部をコメントしました。
本来、これらの感染症は、冬に多いのですが、今年は、すでに患者さんの数が激増しています。その背景は、
(1)気温の変化が激しく、身体の免疫力、抵抗力が低下している。
(2)また、これらのばい菌の特徴として、気温が下がり、湿度も下がることで、活発化していることもあげられます。
今後も、さらに寒くなると、患者さんが多くなることも考えられます。今年は、夏の猛暑に引き続いて、この時期になって、気温の変化が激しいので、体が気候の変化についていかず、体の抵抗力が衰えています。ですから、インフルエンザなどの感染症にも注意が必要です。
●RSウィルス感染症は、主に、乳幼児などの小さなお子さんがかかりやすいのが特徴です。
人から人へ、空気や唾液などに含まれているウィルスを介して飛沫感染や接触感染を
起こします。ウィルスが体に入って、4~5日の潜伏期ののち、鼻汁、咳(せき)、発熱などの症状が現れます。普通の風邪とも間違いやすいのですが、特徴として、かかった人の30%程度が、気管支炎まで起こしてしまい。激しい咳や、ゼイゼイする呼吸などの症状がでるのです。RSウィルス感染症に効果のある薬は存在しません。発熱に対しては身体を冷やす、解熱剤を使う。咳に対しては、咳止めや、気管支拡張薬などを、症状に応じた対症療法を行います。発熱のために、汗をかいて、脱水になることもあるので、水分補給も重要です。
●マイコプラズマ肺炎は、子供から大人までかかる肺炎の一つです。人から人へ、空気や唾液などに含まれているマイコプラズマという、ウィルスと細菌のちょうど中間ぐらいの大きさのばい菌を介して、うつります。肺炎と呼ばれていても、発熱、頭痛、倦怠感があまり強くなく、日常生活は普通に過ごせる場合が多いのです。特徴的な症状は、頑固な咳(痰の出ない乾いた咳)が、2週間以上、続き、時に、咳が激しいために、胸や背中の筋肉が痛くなることもあるのが特徴です。診断は、医療機関での、血液検査とレントゲン検査によります。もしも、マイコプラズマ肺炎だとすると、通常の抗生物質に効果はなく、少し特殊な抗生物質を使用しないと治りにくいので、早めに病院にいかれた方がよいです。

2011年10月4日火曜日

テレビ朝日、中居正広の怪しい噂の集まる図書館

今夜、23:15より、テレビ朝日、中居正広の怪しい噂の集まる図書館が、レギュラー番組化します。2010年12月27日に初回放送され、視聴率14.7%と注目され、初回より第三回まで、医療監修、解説を行ってきました。今夜からのレギュラー番組化に伴い、医療監修、解説(時に怪しい実況中継)として、微力ながらがんばります。

ひるおび!、気温の急激な変化がもたらす身体の不調


季節の変わり目、体調を崩される方もいらっしゃいますが、本日のひるおび!の冒頭コーナーでは、気温の急激な変化がもたらす身体の不調について、解説しました。
自分の状態がわかることで、問題解決の糸口になればと思います。いわゆる秋バテで悩んでいる人は、自分だけではありません。

【症状】
①自律神経のバランスが崩れ、
食欲不振、下痢便秘(消化器症状)
頭痛、肩こり、倦怠感(不定愁訴)
睡眠トラブル
②免疫力や抵抗力も落ちて、 (上図)
風邪などの感染症、胃腸炎

【今年の注意すべき感染症】
RSウィルス感染症は、主に乳幼児が感染し、過去最多のペースで患者数が増えています。さらに、大人では、通常冬に流行するマイコプラズマ肺炎が増加しています。これは、免疫力が落ちているからだとも思います。
マイコプラズマ肺炎の特徴は
①年齢が若く、60歳未満の方に多い
②頑固な咳、痰のでない咳が2週間以上続く
③発熱、頭痛、倦怠感は、軽度なことが多い(肺炎とよばれるほど重症感がない)
④特殊な抗生物質(マクロライド、エリスロマイシン系)を使用しないと治りにくい。
⑤病院で、特殊な血液検査やレントゲン検査をして、診断されることが多い。

【対策】
気温の急な変化で体調を崩さない対策
①衣類、寝具などで体温調節
②温かいものを飲んだり、食べたりする
③生活のリズムを整える

2011年10月3日月曜日

ラジオ人間ドック、秋の健康診断、ニッポン放送




今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、秋の健康診断です。リスナーから沢山頂戴しました、健康や病気に関するご質問の中から、可能な限りお答えするという企画です。高血圧、眼精疲労、膝の痛み、更年期障害、胃の検診、便秘、コレステロールなど、様々な質問にお答えします。




このコーナーは、インターネットからいつでも聞くことができます。
http://podcast.1242.com/ningendoc/index.xml

2011年9月27日火曜日

日本テレビ、スッキリ!!、骨盤の歪み

あつく長かった夏が終わり、気温が、急にさがってきたことで、自律神経のバランスが崩れる時期です。この時期は、腰痛、肩こり、頭痛などの症状が出やすく、骨盤の歪みを、指摘される人も多くなってきます。骨盤とは、体の中央で、上半身と足をつないで、姿勢を正しくたもつ、体にとっては重要な土台となる部分です。
骨盤がゆがむというのは、つなぎ目になっている筋肉や、靱帯がこわばって、骨盤を作っている骨と骨がずれて固まっている状態です。こうして、ゆがんでしまうと、骨盤は体の中心を支えている骨なので、そのゆがみが体全体に伝わり、全身のゆがみとなってしまいます。
同じ方の手で、カバンをもったり、片方の手ばかりを使っているくせがある人や、座るときに、片側の足だけを組むことが多い人、普段から、姿勢が悪く、猫背気味になっている人が骨盤が歪みやすいと言われています。
骨盤の歪みが生じると、腰に負担がかかるだけでなく、腰から首に至るまで、背骨全体への悪影響があります。腰の痛み、肩こり、頭痛、手足のしびれだけでなく、猫背などのボディラインの姿勢の悪さにもつながります。
対策としては、以下の通りです。
(1) 入浴やストレッチをする。
(2) 骨盤の関節をよく動かし、骨盤のまわりの筋肉を鍛える。
(3) 普段から、猫背などの姿勢にならないように注意する。
(4) 立つときには、左右の足に均等に、重心がかかるようにする。
(5) 座るときに同じ側の足を組まない。

以上の内容の一部を、本日の日本テレビ、スッキリ!!にて、コメントしました。

2011年9月26日月曜日

サマータイム終了に伴う睡眠の変化、FM TOKYO、クロノスにて

サマータイムが終わる時期です。睡眠に及ぼす影響、かくれ不眠などについて、今朝のFM東京、クロノスで下記の一部を説明しました。
●起床時間が後ろにずれることで注意すべきことは?
そもそも、サマータイムが導入されたときには、かなりの多くの方々に、睡眠不足が生じました。すなわち、出勤時刻が早まりましたが、結局、家で寝る時刻は変わらず、睡眠不足になったというわけです。そして、今回は、サマータイムが終了することによって、起きなければならない時刻が、1時間遅くなることになりますので、理論的には、朝に多少の時間の余裕はできることになりますが、しかし、実際には、目覚める時刻は、すぐに、遅くには変化しません。これは、体内時計が、サマータイムになれてしまっているからです。また、サマータイムが終わることで、仕事時間が1時間遅くなり、帰宅して、寝る時間が遅くなることが考えられます。その結果、睡眠不足になったり、職場での仕事時間が長く感じたりして、ストレスを受ける人も多いでしょう。
●危険なサインは?
睡眠不足のため、朝、なかなか起きることができない。寝付きが悪い。日中に眠たくなる。日中にイライラするなどの症状が、サマータイムによる後遺症として起こるかもしれません。
●『かくれ不眠』という言葉を聞きますが、これは何でしょう?
慢性的な不眠や、治療をするほどの不眠ではないにしても、睡眠に悩みや不満を持っている状況をいいます。布団に入っても寝付けない。朝に疲れが残っている、などの症状です。特に、サマータイム導入時、終了時に、起こりやすい不眠の一つです。
●より良き睡眠をとるには?
(1)日中に適度な運動をすること。
(2)寝る前に、ぬるめのお湯にゆっくりつかり、その後に、ひんやりした布団に入ることで,身体に温度差をつくってあげること。
(3)体内時計を変化させるには、朝に日の光を浴びること。
(4)お酒によって、睡眠の質が悪くなっていることもあるので、お酒を飲むことで、眠りが浅くなっていると考えられたら、しばらくは控え目にすること。

2011年9月25日日曜日

カラダいたわりレシピ、審査員として


本日放送の「季節の変わり目にプロが教える!、カラダいたわりレシピ(テレビ朝日)」に、審査員として出演しました。疲労回復、冷え性対策、免疫力アップ、集中力アップ、アンチエージングの5つのテーマに、芸能人が二つのチームに分かれて、料理をつくり、それを判定、評価するというものです。
審査員は、秋津壽男先生(秋津医院院長)、荻原博子さん(経済ジャーナリスト)、竹内冨貴子さん(管理栄養士)、菰田欣也さん(四川飯店グループ層料理長)らと、様々な角度から、行いました。私は、栄養学観点から、審査しました。
写真は、秋津壽男先生とスタジオにて。

2011年9月22日木曜日

セカイの知恵袋、最終回(第16回)


2011年4月から、TOKYO MX、ゴールデンアワー、毎週木曜日にて、新企画コーナー・セカイの知恵袋を担当させていただきましたが、本日第16回、最終回となりました。
最終回の今日は、歯が痛いときグアバの葉の煮込みでうがい→○。歯痛には温めた塩水でうがい→×。鼻血が出たら玉ねぎを鼻の下に置く→×。鼻血が出たとき首の後ろを冷やす→×。バナナとアサイーで精力アップ→○。などについて検証しました。

16回にわたって、様々なセカイの知恵袋を、皆さんと考え、学ばせていただきましたが、中には、単なる迷信だったり、逆に病気を悪化させてしまうような危ない知恵袋もありました。いずれの知恵袋も、それぞれの国の歴史と文化、そして先祖から伝わる知識によって支えられてきたものです。多くは、古い医学に基づく民間療法なので、正しいかどうかを検証することは大切です。こういった古くからある民間療法である正しい知恵袋と、現代の医療とあわせることで、豊かな暮らしにつながればと願っています。

2011年9月20日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅨ


TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」も、9回目となりました。
本日は、ブルーベリーを食べると視力が良くなる?、男の子は母親、女の子は父親に似る?、母親が肥満だと、子供は太りやすい?、早食いをすると太る?、お酒を飲む前に牛乳を飲むと悪酔いしない?の5つの話題を取り上げました。

2011年9月17日土曜日

関ジャニの仕分け∞、医療費

9月10日土曜日より、ゴールデンタイムに放送時間が変更しましたテレビ朝日、関ジャニの仕分け∞。本日、9月17日土曜日は、病院で支払う様々な検査や手術、処置の医療費に関する仕分けを、モーニングバードチームと、関ジャニチームでの対戦となりました。さまざまな医療に関わる何となく聞いたことのある言葉を、概説、コメント、医療監修いたしました。

2011年9月12日月曜日

ひるおび!、シルバーウィークは熱中症に要注意

ここ数日、熱中症による病院への搬送者が出ています。
9月も中旬になりますが、まだまだ、気温や湿度が高く、蒸し暑い日がありますので、油断をせずに、夏同様の熱中症対策が必要です。

シルバーウィークに向けて、要注意な場所は、
●車の後部座席にいる幼児です。なぜかというと、
1,後部座席は比較的エアコンがききにくい
2,チャイルドシートで座高が高くなり後部窓から直射日光が後頭部にあたりやすい
3,チャイルドシートに固定されていると背中に熱がこもりやすい
4,長距離移動の際に急なトイレを心配して水分を控え脱水になりやすい
●対策としては、運転者・保護者は、後部座席のお子さんに注意してほしい。
具体的には、頻回に、お子さんの背中や、身体に触ってあげて、熱がこもっていないかどうか、汗をかいていないかどうかを確認する。熱がこもっていたり、汗をかいていたら、衣類を含む周囲の温度湿度調節、水分・塩分補給をすることです。

本日のTBS、ひるおび!にて、上記の一部をコメントしました。

2011年9月10日土曜日

秘密のイエメシ、夏太り、日本テレビ

本日の日本テレビ、身体スッキリ、秘密のイエメシでは、夏太りの仕組み、また解消法についてコメントしました。
女性3500人の調査で、夏に体重が太ったという人は72%にもおよびました。夏は基礎代謝が低下していること(冬の気温と体温とは差が開くので、体温調整につかうエネルギーが多くなり、基礎代謝は夏に比べて高い)、甘みや油分を感じにくい冷たいものを沢山食べてしまうことが原因です。
代謝を促進してくれる成分のビタミンB群は、栄養を分解する酵素の働きを助け、基礎代謝を高めると言われている栄養素です。この時期にとることは、夏太り解消にもつながります。
昨年も同様のコメントをしています(下記ブログ参照)。
http://morita2009.blogspot.com/2010/08/blog-post_10.html

2011年9月5日月曜日

ラジオ人間ドック、心筋梗塞、ニッポン放送




今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、心筋梗塞です。心筋梗塞という病気の原因、起こしやすい人の危険因子チェックポイント、起こしやすい時期・時間帯、症状などを解説します。また、心筋梗塞の人に遭遇したときの対処法や、心臓マッサージのやり方、AED(自動体外除細動器)の具体的な使用方法について、概説します。

2011年9月1日木曜日

9月4日に放送予定、間違いだらけ!?あなたの健康常識(フジテレビ)


9月4日、午後4時~、フジテレビにて、間違いだらけ!?あなたの健康常識が放送になります。小林暁子医師、池谷敏郎医師、平石貴久医師らと4人で、様々な健康常識について、様々な話題を真偽を検証していく番組です。ゲストは、大島麻衣さん、高田延彦さん、ピースさんら、ビビる大木さん、眞鍋かをりさん、森公美子さんです。震災前に収録されたものです。

2011年8月26日金曜日

中居正広の金曜日のスマたちへ

体脂肪計タニタの社員食堂レシピが、ダイエット法として注目されています。
今夜の金スマでは、タニタ食堂によるダイエットの仕組みについてコメントしました。
噛むことを重視しているので、以下のことが考えられます。
●噛む回数を増やすことで、ゆっくり食べることができます。これによって満腹中枢が続けて刺激されるのです。体して食べなくてもお腹がいっぱいになったと感じます。どれだけ沢山食べても、血糖値があがって満腹と感じるまでには、20分はかかります。少ない量でも時間をかけて食べれば、満腹中枢が満たされるのです。
●噛むという運動は消化管などの内臓の動きを活発にして、体の代謝もよくなり汗をかく機能も高まります。

2011年8月25日木曜日

セカイの知恵袋、視聴者の悩み解決


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第15回の今夜は、視聴者の悩み相談ということで、出演者からの質問も含めて解決という企画になりました。
●夏ばてによる食欲不振の解決法
①刺激の強い食べもの(辛いもの、スパイス、レモン、お酢)などをとる
②少量でもビタミン、タンパク質の多い食品をとる
③水分を多めにとる
④十分な睡眠、規則正しい生活
●寝起きをよくする方法
①日中に適度な運動をする
②十分な睡眠時間を確保し、規則正しく同じ時間に寝入る
(就寝時のお風呂の入り方、ストレッチなど)
③バランスの良い食生活にする(ビタミンB12)
●気温の急な変化で生じる身体の不調
①自律神経のバランスが崩れ、
食欲不振、下痢便秘(消化器症状)
頭痛、肩こり、倦怠感(不定愁訴)
睡眠トラブル
②免疫力や抵抗力も落ちて、
風邪、胃腸炎
●気温の急な変化で体調を崩さない対策
①衣類、寝具などで体温調節
②温かいものを飲んだり、食べたりする
③生活のリズムを整える
などについて、出演者の皆さんとトークしました。

2011年8月23日火曜日

ひるおび!健康常識パートⅧ


TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」も、今日で、8回目となりました。
本日は、若い時に日焼けをすると年をとってシミになりやすい?、太った人は蚊に刺されやすい?、夏は冬より痩せやすい?、耳に水が入ったらジャンプして頭をトントンすると良い?、目薬をした後は目をパチパチすると良い?の5つの話題を取り上げました。

竹脇無我さんの小脳出血

竹脇無我さんが、小脳出血でお亡くなりになりました。
10年以上、糖尿病を患っていたようです。糖尿病の場合は、動脈硬化を起こしやすく、血管の壁も、もろくなって、脳出血を起こしやすい傾向にあります。さらに、ここ数日の気温の大きな変化が、脳出血を起こす引き金となった可能性もあります。
気温の大きな変化、特に急に寒くなりますと、交感神経などの自律神経が高ぶって、血管が収縮したり、血圧が高くなりやすいのです。季節の変わり目には、このような気温の変化が、脳出血を引き起こす一つの原因と報告されています。脳出血は、気温が下がり出す9月ごろから多くなり、冬には、屋内から屋外の温度差も生じるので発症しやすくなります。
小脳出血では、他の脳出血と同様に、頭痛、嘔吐、めまいなどの症状が出ますが、特徴的なのが、運動失調といって、意識はしっかりし麻痺もないのに、立つことや歩くことができなくなることです。しかし、竹脇さんのものは、生命に関わるほど、広い範囲に出血していたことが示唆されます。
本日のTBSテレビ、ひるおび!で、コメントしました。

2011年8月11日木曜日

ひるおび!、夜間熱中症


異常な猛暑が続いています。昨日も、上地雄輔さんのイベント会場で多数の熱中症患者が搬送されました。
本日のTBSテレビ、ひるおび!では、夜間熱中症などに注目しました。
東京都監察医務院の昨年の調査では、熱中症により命を落とされる方の死亡時刻は、昼間と夜間で大きな差がないことがわかりました。建物の壁や天井に、昼間に蓄えられた熱が、夜に放射熱となって、室内にながれこむことによります。壁に使われている材料がコンクリートの場合、温まりやすく冷めにくいので、夜になって、熱を放出するんです。対策としては、夜間も通風をよくし、適切に扇風機や冷房を使用する、枕元に水分を置き、夜間の暑さにも厳重注意をする、などです。特にお年寄りは、暑さや喉の渇きを感じにくいので注意が必要です。
また、物事に夢中になる人、我慢強い人ほど、熱中症になる可能性が高く、用心深く、冷静な人は、熱中症に対する対応も適切であると考えます。とはいえ、炎天下のスポーツなどは、我慢強さが要求されますので、自分自身の熱中症対策を客観的に評価するだけでなく、周囲の人の配慮も、熱中症対策には肝要です。

2011年8月5日金曜日

松田選手の心筋梗塞

サッカー松田選手が、34歳の若さにして、心筋梗塞と診断され、お亡くなりになられたことは、大変残念です。
ニッポン放送、あさラジ(8月4日)、TBSテレビ、ひるおび!(8月5日)にコメントしましたが、一般的に、心筋梗塞になりやすい危険因子というのは、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などを合併していたり、運動を普段からしていなかったり、喫煙者であったりということです。通常は、40歳以上で発症します。
松田選手に関しては、この年齢で心筋梗塞を発症することは、極めて稀なケースとしか言いようがありません。榊原記念病院の伊東春樹先生(循環器内科)も、珍しいケースと話しています。一流運動選手の突然死は、年間数例は報告されていますが、その背景のほとんどはブルガダ症候群であり、肥大型心筋症、冠攣縮性狭心症による場合もあるようです。

2011年8月4日木曜日

セカイの知恵袋、特別企画、夏に関するお悩み解決


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第14回の今夜は、夏休み特別企画ということで、夏に関するお悩みを、出演者および視聴者から聞いて解決するということになりました。まず、各国出演者からは、カメルーン→暑すぎる、ブラジル→蚊に刺されてデング熱が流行る、中国→蚊が多くて肉を食べることができない、ドイツ→ナメクジが大量発生して花や植物を荒らす、などの悩みを解決しました。続いて、視聴者から、今週一週間にわたってお問い合わせいただきました、夏に関する悩みや疑問についても、徹底検証しました。

2011年8月1日月曜日

手足口病、ニッポン放送、ごごばん!

手足口病が、大変流行しています。
そこで、本日のニッポン放送、ごごばん!では、どんな病気なのか?、現在どんな状況となっているのか?、ウィルスの違い?予防策?などについて、解説させていただきました。

ラジオ人間ドック、紫外線対策、ニッポン放送


今週一週間、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、夏に気をつけたい紫外線対策です。紫外線の種類、日焼けのメカニズム、紫外線のメリット、デメリットについて解説し、日焼け止めの使い方や種類についても触れます。そして、日焼け止め以外の紫外線対策、日焼けをしたときの正しい処置方などについて解説していきます。

2011年7月29日金曜日

テレビ東京、爆笑問題の大変よくできました!

今夜のテレビ東京、爆笑問題の大変よくできました!で、食べものに関する医学的解説を、子供向けにコメントしました。

2011年7月27日水曜日

モーニングバード!、夏太り

今朝のテレビ朝日、モーニングバード!にて、夏太りの背景について、コメントしました。
夏は気温と体温の差が少ないために代謝が活発に行われないこと、さらに冷たい食べ物や飲み物は甘味や油分を感じにくいため、過剰に摂取しがちになってしまうことから夏に太りやすくなるんです。

2011年7月26日火曜日

ひるおび!健康常識パートⅦ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」も、今日で、7回目となりました。本日は、蚊に刺されやすい血液型がある?、スイカと天ぷらは食べ合わせが悪い?お尻の大きい人はお産が軽い?の3つの話題を取り上げました。

2011年7月21日木曜日

セカイの知恵袋・夏のレジャートラブル対策


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第13回の今夜は、夏のレジャートラブル対策がテーマです。各国から、言い伝えを提案してもらい、徹底検証しました。蛇に噛まれたらタバコの煙をかける→×、ヒルのさされたら塩をかける→○、ハチに刺されたらオシッコをかける→×、食べてすぐ泳ぐと盲腸になる→×、悪魔の魚(イタリアのトラチナという魚)に刺されたらには熱い砂をかける→○。
私からは、蛇に噛まれた時、クラゲに刺された時の正しい対処法について、概説しました。

2011年7月20日水曜日

ベイエフエムにて、熱中症だけじゃない健康注意ポイントを解説

本朝のベイエフエム、POWER BAY MORNING、デリナビにて、「今年の夏!熱中症だけじゃない健康注意ポイント!」に生出演しました。
最近報道されているペットボトル症候群とは?、汗の臭いが気になってしまうデオドラント依存症?、サマータイムによる睡眠不足などについて、解説しました。

2011年7月18日月曜日

テレビ朝日、中居正広の怪しい本の集まる図書館、医療監修

テレビ朝日、中居正広の怪しい本の集まる図書館、第三弾が本日放送になりました。気になる噂や、都市伝説を検証する番組です。番組中の医学都市伝説に関する医療監修を、今回も担当させていただきました。数ネタ、自らコメントさせていただきました。なんとなく、都市伝説ブームなのかと思います。

ラジオ人間ドック、水虫、ニッポン放送




今週一週間、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、水虫です。足がムズムズとかゆくなり、皮がむけてしまい、ひどくなると、痛みや出血も伴います。最近の調査では、女性のおよそ3人に1人が水虫にかかっているとも報告されています。
水虫の原因、危険度チェック、症状、種類、予防法、そしてかかったときの対処法について、連日、解説していきます。

2011年7月13日水曜日

そうだったのか!学べるニュース(3回目)


テレビ朝日、水曜日午後8時~、「そうだったのか!学べるニュース」にて、熱中症について解説しました。大きなボードに、マグネットを貼り付け、熱中症になると体の中ではどんなことが起きているのか、そして、その予防方法について、医学的根拠に基づいた正しい知識の説明をしました。

2011年7月12日火曜日

熱中症だけじゃない!節電の夏が招くカラダの不調、ひるおび!


本日のTBSテレビ、ひるおび!、『知っトク!カラダ講座』、緊急企画で解説しました。
熱中症だけじゃない!、節電の夏が招くカラダの不調ということで、水分不足による脳梗塞の発症について、汗の臭いについて、また、サマータイム導入がカラダに及ぼす影響について、概説を試みました。

2011年7月7日木曜日

セカイの知恵袋・夏の暑さ対策


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第12回の今夜は、夏の暑さ対策がテーマです。
各国から、様々な風習、言い伝えを提案してもらい、徹底検証しました。
木の皮で熱帯夜も安眠→○。コットンの着こなしで夏も快適ライフ→○。甘いカブで体を冷やす→○。イタリアでの熱帯夜のためのスリーステップ対策、寝る前に冷たいシャワー(体を乾かさないで寝る)、仰向けになって両足と両腕を広げる、窓際に氷が入っている洗面器を置く→いずれも○。
私からは、熱中症の正しい予防方法、対処法について概説しました。

2011年7月4日月曜日

海老蔵さんの復帰、TBSテレビ、ひるおび!

海老蔵さんが、9ヶ月ぶりに舞台に復帰されました。
本日のひるおび!で、その復帰の様子の画像を解析しました。
顔に大けがを負ったものの、画像からみる海老藏さんは、目も大きくあけていて、にらみの動作もしっかりできていましたので、顔の筋肉を動かす顔面神経の麻痺がないことがわかります。
顔の動きのメリハリもありますし、目の充血もよくなっていますので、後遺症は感じられません。

2011年6月30日木曜日

セカイの知恵袋・美肌


紫外線が強くなってきた夏、TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第11回の今夜は、美肌について。日焼けしちゃったらウォッカを体に塗る→×。秘伝の紅茶クリームで日焼け後のお肌もツルツル→○。キレイな日焼けのため、赤・黄・オレンジのものを食べる→○。牛乳風呂で美白→○でした。私からは、若い時に日焼けをすると年をとってシミになりやすいかどうかについて、検証しました。

熱中症になりやすい性格?ニッポン放送

6月下旬としては、記録的な猛暑です。熱中症のことが盛んに報じられています。熱中症は、予防と対策、そして早期発見で、救うことのできるものです。元気な人が、知識不足のために、命を失ってしまうことは、残念でたまりません。私としては、積極的に、熱中症に関する知識の普及につとめたい所存です。
本日、ニッポン放送、ごごばん!という番組で、「熱中症になりやすい性格?」について聞かれました。医学的な検証はなされていませんが、しかし、やはり性格も反映すると考えます。
すなわち、概して、我慢強く、のどの渇きや、蒸し暑さに対して我慢してしまったり、物事に夢中になってしまう人(たとえば炎天下のスポーツなど)は熱中症になりやすい性格と言えるでしょう。逆に、些細な体調不良を人に訴えたり、用心深く、熱中症対策を講じている人は、熱中症になりにくいでしょう。そんな自分の性格を客観的に見るだけでも、熱中症の発症を、少しでもくい止めることができるかも知れません。
一般的に、熱中症になりやすいのは、ご高齢者、小さなお子様、そして、炎天下でスポーツ(野球、サッカー、ラクビー)をする可能性の高い男子高校生です。

2011年6月23日木曜日

セカイの知恵袋・ダイエット


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第10回の今夜は、ダイエットについて。ハーブのお風呂でダイエット→×。バジルの種を食べてダイエット→○。スープを食べてダイエット→○。サンザシを食べてダイエット→○。食後のジョギングでダイエット→○。そして、私からは、最新医学常識として、「太りやすい時間と太りにくい時間がある」について、解説させていただきました。

ひるおび!、ジメジメ熱中症

いよいよ暑くなってきました。
本日のTBSテレビ、ひるおび!で、今年の熱中症について少しお話しました。
今年の夏は、節電によるエアコン使用の制限や、被災地ではエアコンのない生活が続いていますので、より一層、熱中症対策が肝要です。
エアコンが効かない環境下では、汗をかくことによって熱を放出して、体温を下げることが大切です。風通しのよい環境(部屋の中、着る物など)に注意しつつ、水分、塩分をできるだけ、こまめにとっていくことでしょう。

2011年6月21日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅥ


TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」も、今日で、6回目となりました。本日は、やけどにはアロエが効く?、ほくろはがんのもとになる?、突き指は指を引っ張って治すと良い?、捻挫はクセになる?、体を荒い過ぎると臭くなる?、の5つの話題を取り上げました。

2011年6月18日土曜日

みのもんたのウィークエンドをつかまえろ


本日、みのもんたのウィークエンドをつかまえろ、に出演しました。
台本、打ち合わせ、一切なく、リスナーからの健康相談を受けて、「特集!みの流、健康相談」というテーマで、様々な質問にアドバイスしました。
テーマは、口臭、痛風、脂肪肝、足がつる、肩こり、緊張したときに汗をかく、男女産み分けなど、多岐にわたり、1時間あまりの楽しいおしゃべりでした。
写真は、みのさん、安藤さんと。

2011年6月16日木曜日

セカイの知恵袋・寿命


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第9回の今夜は、寿命について。ワインと7時間睡眠で長生き(イタリア)→○、黒豆で長生き(ブラジル)→現時点では×、寿命は遺伝する(コンゴ)→○など、そして、私からは、肉食と草食のどちらが寿命に関係するかについて、解説しました。
そして、、、、
番組終了後、私の48歳のsurprising happpy birthday のお祝いをしていただきました。

2011年6月15日水曜日

そうだったのか!学べるニュース(2回目)

テレビ朝日、水曜日午後8時~、「そうだったのか!学べるニュース」にて、食中毒について解説しました。大きなボードに、マグネットを貼り付け、食中毒の際の症状の出るメカニズム、最近、報道されている腸管出血性大腸菌などについて、説明を試みました。

2011年6月12日日曜日

再生医療に関する研究


本日は、再生医療に関する研究成果を、IMS再生医療研究センター、主幹研究員の齋藤弘一医学博士とともに学会にて発表しました。
内容は、臍帯血を冷凍保存し、将来の血液の病気のために備えるという内容のものです。

2011年6月9日木曜日

セカイの知恵袋・歯


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第8回の今夜は、歯について。虫歯予防には塩で歯磨き(フィリピン)→×、石炭で歯を磨くと白くなる(ブラジル)→×、梨をかじって美しい歯に(中国)→×、イチゴ歯磨きで歯石がとれる(イタリア)→×、チョコレートを食べると虫歯になりやすい→×について、解説しました。

2011年6月6日月曜日

ラジオ人間ドック、ニッポン放送


昨年10月から、毎月、第一週目の一週間、出演させていただいております、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!、ラジオ人間ドック。担当させていただいてから、半年あまりがたちました。
思い切って、スタジオにカメラを持ち込み、撮影させてもらいました。
写真は、高嶋ひでたけさん、新保友映さんと。

2011年6月2日木曜日

セカイの知恵袋・臭い


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第7回は、臭いについて。新聞紙で靴の脱臭(フィリピン)→○、口臭にはパセリ&コーヒー(中国)→○、脇の臭いはレモン&重曹で防ぐ→○、茶葉を食べると体臭激減(中国)→×、身体の洗いすぎは臭いにつながる→○、加齢臭の原因対策などについて、解説しました。セカイ各国からの知恵袋を検証することは、大変、ためになりますね。

2011年6月1日水曜日

放射能と生殖機能(サンデー毎日)

サンデー毎日、6月12日号にて、放射能が生殖機能に与える影響をコメントしました。
体の臓器の中で、生殖腺すなわち、精巣や卵巣は、放射線の影響をうけやすい(感受性が高い)臓器の一つです。性成熟期の生殖腺の中では、精子と卵子(生殖細胞)は、細胞が常に、増殖しています。多量の放射線に被曝すると、生殖細胞の分裂が直ちに停止し、生産が中止されるため、結果として、細胞の枯渇が起こり、不妊となります。被曝線量に比例して、細胞は枯渇していきます。また、遺伝的影響として、次の世代の細胞の染色体異常や突然変異を起こし、発がんに結びつく可能性も高いのです。 さて、まず、単位の説明から。
●ベクレルというのは、放射線を出す能力の単位。
シーベルトというのは、放射線を人の体が浴びた際の影響を示した単位。(通常は一時間あたりの単位を示しています。)
ろうそくにたとえると、ろうそくの明るさ自体が、ベクレルで、それがどのぐらい人にとってまぶしいかを表現するのが、シーベルトという単位です。
放射性物質の種類、摂取経路によって、人体への種類は異なるため、一般的には、シーベルト=ベクレル×放射線の種類や摂取経路によって異なる係数。その他に、グレイと言って、人体への放射線の影響を示す線量の値がありますが、放射線のほとんどをベータ線とすれば、1シーベル=1グレイと考えてよいでしょう。
●精巣の一時的不妊を起こす被曝量は、150ミリシーベルト (以下すべて総量で)
精巣の永久不妊を起こす被曝量は、3500~6000ミリシーベルト
卵巣の一時的不妊を起こす被曝量は、650~1500ミリシーベルト
卵巣の永久不妊を起こす被曝量は、2500~6000ミリシーベルト
●胎児の奇形を生じる可能性が高くなる値は、100ミリシーベルト
●胎児の重度精神発達遅滞を生じる可能性が高くなる値は、5000ミリシーベルト
厚生労働省は、ヨウ素100ベクレル、セシウム200ベクレル以下なら子どもへの影響はないと説明しています。ベクレルとシーベルトの関係は、放射線の種類や、摂取経路によって異なります。上記にあるように、放射線の種類や摂取経路によって異なる係数を乗じて算出されます。
たとえば、厚生省が言っているヨウ素100ベクレル、セシウム200ベクレルだとすると、それぞれの係数を乗じて、シーベルトに換算すると、
ヨウ素100ベクレルの場合は、100ベクレル×2.2×10-5=0.0022ミリシーベルト
セシウム200ベクレルの場合は、200ベクレル×1.3×10-5=0.0026ミリシーベルト
被曝したことになります。
●厚生労働省がいう、ヨウ素100ベクレル、セシウム200ベクレル以下というのは、極めて曖昧で、それらを何時間被曝したかが最も重要な要素になります。様々な報道がありますが、結局わかりにくいのは、今後、何ヶ月、何年の被曝が続くかがわかっていないからだと思います。
たとえば、
精巣の一時的不妊を起こす被曝量は、総量150ミリシーベルトですが、ヨウ素100ベクレルの場合、人体には、一時間あたり、0.0022ミリシーベルトがあたっているわけで、除して計算すると、68182時間=2840日=7.78年となります。
ヨウ素100ベクレルを、7.78年被曝し続けて、精巣の一時的不妊になる計算です。(おおざっぱな計算ではありますが、参考になる値です。)
●こういった、時間を考慮した検討は、我々にとってとてもわかりやすく、正しく心配できます。
たとえば、日本産科婦人科学会からの案内もわかりやすかったです。
http://morita2009.blogspot.com/2011/03/blog-post_24.html

2011年5月29日日曜日

日本超音波医学会での講演


小説、ノーフォルトの作者としても有名な私の恩師、岡井崇先生(昭和大学医学部教授)からのお招きにより、本日、日本超音波医学会(グランドプリンスホテル新高輪)にて講演をしました。
学術集会での講演は、年に何度かありますが、今回は、超音波に関する学会で、内科、外科、小児科、産婦人科、泌尿器科、整形外科、眼科など、多岐の診療科の医師・医療従事者らの学会でした。
超音波というと、診断に使われるものだと思われがちですが、それが最近、治療にも応用されるようになってきた、などの詳細について講演でお話しました。

2011年5月26日木曜日

セカイの知恵袋・ストレス


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第6回は、ストレスについて。
お酢で心も消毒(フィリピン)→×、胃のマッサージで安眠(中国)→×、ストレス抜け毛に桃の木の葉(ブラジル)→×、水とお湯を交互にシャワー(イタリア)→○、カルシウムが不足するとイライラする→×、などについて、検証しました。
セカイ各国、様々な知恵袋があるんですね。

2011年5月19日木曜日

セカイの知恵袋・食


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第5回は、食について。鶏肉は酢で消毒(フィリピン)→○、ジャガイモの芽はリンゴで防ぐ(ベルギー)→○、腐ったシチューもムンバフの木で復活(コンゴ)→×について、解説しました。
また、中国からの、食べ合わせが悪いと提案があった、エビ+豚肉=精力を失う→×、タチウオ+カボチャ=食中毒→×、ウナギ+ほうれん草=下痢→×について、は、根拠がないことを検証しました。
その他、タチウオ+パパイヤ=授乳がよく出る→○、アサリ+豆腐=血気不足解消&肌すべすべ→○、エビ+チンゲン草=カルシウム・鉄・ビタミンが増える→○、などの食べ合わせの良いことについてなど、盛りだくさんの知恵袋となりました。

2011年5月18日水曜日

そうだったのか!学べるニュース


テレビ朝日、水曜日午後8時~、「そうだったのか!学べるニュース」にて、解説者の1人として、医療や病気の問題を担当します。PTSD(心的外傷後ストレス障害)って、何となく聞いたことはありますが、どんな病気なのか、模型や図をつかって、できるだけわかりやすく説明を試みました。

2011年5月17日火曜日

TOKYO FM, Blue Oceanのコメンテーター


本日、TOKYO FM, Blue Oceanに、コメンテーターとして、二回目の出演をしました。(写真は、パーソナリティの望月理恵さんと)。リスナーの方々から、医学に関する様々な質問がたくさん来ました。健康や美容に対する意識が高まっていると感じました。

ひるおび!、誤飲の対策について

本日のTBSテレビ、ひるおび!にて、ペットボトル入りの殺虫剤を誤って誤飲した事件をうけて、家庭での対策の基礎知識について概説しました。
喉の下には、食べものや飲み物が通る食道と、肺に空気を送る気道の二つの管があります。物が喉につまるという場合に大事なのは、気道を詰まらないようにすることです。気道にもし、物が詰まりそうな場合には、咳がでます。そのような場合には、物を吐かせることが必要です。
吐かせ方としては、背部叩打法といって、肩甲骨と肩甲骨の間を強く何度もたたき、その際に、詰まらせた人の胸か下あごを支えてうつむかせることが肝要です。

気道の確保ができた後は、誤飲したものが何であるかによって、時には、吐かせない方がいいこともあります。
たとえば、漂白剤、マニキュア、除光液、シンナー、トイレ用洗剤、画鋲などは、吐かせることで、かえって胃や食道などを、再び傷つける可能性があるので、吐かせないでそのまま医療機関に受診すべきです。
タバコ、薬、香水、化粧水、防虫剤、ボタン電池などは、吐かせてから、医療機関に受診させてください。

2011年5月11日水曜日

上柳昌彦、ごごばん!


本日のニッポン放送、上柳昌彦 ごごばん!に、ゲストとして呼ばれました。
自由におしゃべりできて、楽しい30分のトークになりました。
世間を困らせたO111の話に始まり、最近出版した医学都市伝説に関する著書から、いくつか濃厚で愉快な内容をご紹介させてもらいました。
写真は、右上が上柳昌彦さん、左上が番組アシスタントの増山さやかさん、右下が紅晴美さんです。
晴美さんの核心にせまるご質問、レスポンスは最高!、そしてなんと言っても、いつもお世話になっている上柳さんのまとめ役としての、聞き上手!には、脱帽です。

クイズわかってない!


本日の笑っていいとも!、クイズわかってない!は、水曜日レギュラーに加え、渡部陽一さん、ドランクドラゴンさんらも、加わり、人体のわかってる、わかってないについて、医学的に解説しました。
4月からの水曜日の新コーナー、四回目の出演です。
なぜ急なダイエットはリバウンドしてしまうかわかってる!、女性は太ると下っ腹がぽっこり出る理由はわかってる!、なぜ妊娠すると酸っぱいものが食べたくなるのかわかってない!、なぜ女性にくびれ(ウェストのこと)ができるのかわかってない!について、楽しく解説しました。

2011年5月6日金曜日

腸管出血性大腸菌「O111」

O111によると考えられる死亡者が4名も出たことは残念なことです。
厚生労働省の「品質を守れない場合には、罰則を」という見解は、ちょっと遺憾ですね。
焼く肉屋さんにいけば、どこでもユッケを食べることができることは、役人さんも市民もみんな知っています。そして、こういった生肉による食中毒が生じる可能性があったことは、専門家なら予期できたはずです。市民は、安全だと思って食べていたわけですから、肉の安全を守る国のシステムエラーが本質にあるようにも思います。

本日の、みのもんたの朝ズバ!、昨日のひるおび、などで、この病原体の特徴、我々のできることなどを、できるだけ平易なことばで解説しました。

2011年5月2日月曜日

ひるおび!病原性大腸菌「O111」

TBSテレビ、ひるおび!にて、焼肉店のユッケに含まれていた病原性大腸菌について概説しました。
そもそも、大腸菌というのは、健康なお腹の腸にもいて、ほとんどが無害なものが多いのですが、通常の大腸菌とは別に、O-157とか、今回の、O-111という種類の大腸菌は、強い病原性をもっていて、体の中で毒素を出し、出血を伴う腸炎を生じます。さらに、溶血性尿毒症症候群といって、腎臓の障害も生じ(6%)、生命も脅かす強い病原性のある菌なのです。

対策としては、
●生肉は食べるなと言うことではありませんが、生肉は、加熱した料理よりも、含まれている菌が多いことは事実ですから、風邪をひいている時、お腹がゆるいとき、体調の悪いときなど、抵抗力がおとろえているときには、生肉を食べるのを控えた方がいいでしょう。特にお子様と高齢者の注意が必要です。
●また、今回は、飲食店で出されたもので生じたものですが、これから、夏場、家庭での食中毒が多くなりますので、予防の三大原則を示します。
菌を、つけない、増やさない、殺す です。
(1)菌をつけない:調理器具(まな板、包丁)をよく洗浄する(肉と、野菜で分ける)。トイレから出てきて調理するときは、手洗い。
(2)菌を増やさない:お肉などを買って家に帰ったら、すぐに冷蔵庫、冷凍庫へ入れる。冷蔵庫は10度以下、冷凍庫-15度以下が好ましい。冷蔵庫も詰めすぎない。
(3)菌を殺す:食材の芯まで、なるべく加熱する(75°で1分)、食器乾燥機も効果あり。

2011年4月28日木曜日

セカイの知恵袋・レジャートラブル対処法


TOKYO MX、ゴールデンアワー、セカイの知恵袋の第4回は、ゴールデンウィーク目前なので、レジャートラブル対処法でした。怪我にはサボテンエキス??、やけどにはジャガイモスライス・ヨーグルト??、虫さされにはおしっこ??、車酔いには生レモンジュース??、正しい車酔い対策法などについて、徹底検証しました。

高嶋ひでたけのあさラジ!、著書紹介


『あの医学都市伝説ってホントなの?知ればしるほどおもしろい最新の医学知識ブック』が、4月29日、青山出版社から発売になります。
ストレス・美容・健康法・髪の毛・肥満などの知っておきたい身近な新常識を、イラストなどでわかりやすく説明しています(ちなみに私は本文のみを執筆、イラストの考案は出版社です)。

2010年10月から、1ヶ月に5日間、出演させていただいています「高嶋ひでたけのあさラジ!」ですが、毎月一つの病気の概説などをするラジオ人間ドックのコーナーで、5月2日からの一週間、この著書をご紹介し、内容の一部をリスナーの方々に楽しんでもらえればと願う次第です。
番組より、著書のプレゼントもあります。
http://www.1242.com/program/asa/