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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2011年9月27日火曜日

日本テレビ、スッキリ!!、骨盤の歪み

あつく長かった夏が終わり、気温が、急にさがってきたことで、自律神経のバランスが崩れる時期です。この時期は、腰痛、肩こり、頭痛などの症状が出やすく、骨盤の歪みを、指摘される人も多くなってきます。骨盤とは、体の中央で、上半身と足をつないで、姿勢を正しくたもつ、体にとっては重要な土台となる部分です。
骨盤がゆがむというのは、つなぎ目になっている筋肉や、靱帯がこわばって、骨盤を作っている骨と骨がずれて固まっている状態です。こうして、ゆがんでしまうと、骨盤は体の中心を支えている骨なので、そのゆがみが体全体に伝わり、全身のゆがみとなってしまいます。
同じ方の手で、カバンをもったり、片方の手ばかりを使っているくせがある人や、座るときに、片側の足だけを組むことが多い人、普段から、姿勢が悪く、猫背気味になっている人が骨盤が歪みやすいと言われています。
骨盤の歪みが生じると、腰に負担がかかるだけでなく、腰から首に至るまで、背骨全体への悪影響があります。腰の痛み、肩こり、頭痛、手足のしびれだけでなく、猫背などのボディラインの姿勢の悪さにもつながります。
対策としては、以下の通りです。
(1) 入浴やストレッチをする。
(2) 骨盤の関節をよく動かし、骨盤のまわりの筋肉を鍛える。
(3) 普段から、猫背などの姿勢にならないように注意する。
(4) 立つときには、左右の足に均等に、重心がかかるようにする。
(5) 座るときに同じ側の足を組まない。

以上の内容の一部を、本日の日本テレビ、スッキリ!!にて、コメントしました。