ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

森田豊医師の公式HP(http://morita.pro/)はこちらからご覧ください。
1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2010年8月31日火曜日

トコトンハテナ


TV TOKYO トコトンハテナの収録が、東京タワー芝公園スタジオで、本日ありました。
放送は、9月19日、日曜日18:30~です。
以前から友人のクワバタオハラさんのクワバタさんが妊娠され、今回のテーマは、「子供を産むときどうする?」でした。
高橋英樹さんがMCで、現代の妊娠出産にまつわる社会事情、医療問題などを検証しつつ、楽しくわかりやすい説明を試みました。関連サイトは以下の通りです。クワバタさんの安産を祈願しています。

http://ameblo.jp/kuwabata0324/ クワバタさんのブログ
http://ameblo.jp/ohara-kuwaoha/ オハラさんのブログ
http://www.tv-tokyo.co.jp/tokoton/ トコトンハテナのHPです。

2010年8月19日木曜日

みんなの健康の医学

8月24日午後8時、テレビ朝日、たけしの健康エンターテインメント!、みんなの家庭の医学、切らずに治せる、患者の負担の少ない最新手術スペシャルにスタジオ出演します。最新医学を広い分野から紹介する番組です。たけしさんがわかりやすく楽しく盛りあげてくれます。収録では、坂下千里子さん、柴田理恵さん、美保純さん、坂東英二さん、浅草キッドさんからたくさんの質問をいただきました。

夏冷え


日本テレビ、スッキリ!!にて、夏冷えについて、8月19日に概説しました。

●夏冷えの現状
女性の過半数の方が悩んでいるという報告されています。特に20代、30代の方で困っている方が多く、冷えを感じる部位としては、手足、肩、腰の順で多いのです。単なる手足や体の冷えという症状だけでなく、対策をしないでいますと、倦怠感や頭痛、肩こりや腰痛、下痢、そして不眠症など、様々な症状へ進んでしまいます。中には、自律神経失調症と診断されていて、実は冷えが原因であったという例もありますし、一年中、体が冷えて体調が悪いという慢性的な冷え症でつらい思いをされている方もいます。
●そもそも「夏冷え」って何?
夏の冷えは、外気温が高くなる屋外と、冷房で冷え切った室内との往復で、
体の自然なリズムがくるってしまうことが大きな要因です。自律神経のバランスが乱れて、いわゆる、血のめぐりが、わるくなることです。冷房だけでなく、冷たい飲み物や食べ物の摂取、栄養不良、薄着なども影響があります。
●クーラーのベストな温度は?
屋外と室内との温度差は、5度以内でとどめておくことがよいと言われています。今年の夏ですが、外では35度を超える猛暑ですから、室内との温度差が
10度にもなってしまいますので、体に、もともとある、体温調節機能を麻痺させてしまい、夏冷えの最大の原因になってしまうのです。クーラーの推奨される温度というのは、温暖化対策や、省エネなどの背景もあり、28度とされてきました。しかし一定の温度にこだわらず、夏冷え予防という点から考えると、暑い日ほど、室内のクーラーの温度は、高く方がよいことになります。ただし、あまり高すぎると、室内での熱中症発生にもつながるので、注意してください。また、夜間は、クーラーのタイマーなどを使用することもよいでしょう。
●対策法は??
【衣類】腹部を冷やさず、保温性のある下着や、厚手の靴下をはくことが重要で、体の内側の、保温にも効果的です。その際、素材としては、汗をしっかり吸い取ってくれ、通気性のあるものがよいとされています。
【食べ物】冷たいものばかり食べずに、暖かいものもとってください。つづいて、体を芯から温める食材として、しょうが、ニンニク、スパイス、ねぎ類などもよいと言われています。韓国料理などの辛い物も、夏冷えの予防としては理にかなっています。そのほか、ビタミンE,Cなども、血行を良くします。
【生活習慣】体を動かすことが重要で、これによって血液の循環もよくなります。一日、10分の散歩だけでも効果はあります。また、暑いからといって、シャワーだけで済ませないで、ゆっくりぬる目のお湯につかることもよいです。湯船につかることで、体の内部、内臓をもあたため、夏冷えに効果があります。入浴剤なども、体の深部をあたためる効果があります。夏の冷えは、自律神経のバランスを崩すところから多彩な症状が出てきますので、そこに、精神的なストレスが加わるとさらに症状を悪化させることになります。ストレス緩和もとても重要です。

2010年8月10日火曜日

夏太り

日本テレビ、スッキリ!!にて、夏太りについて、8月10日に概説しました。

夏に太ってしまう仕組みは、夏に基礎代謝が低下していることに一因があります。基礎代謝は、人間が生きていくためのエネルギーです。夏は汗をたくさんかくから痩せるのでは?と思う人もいるでしょうが、これは間違いです。体温調節のためにかいている汗で、運動してカロリーを消費しているときにかく汗とは別ものです。たとえば外気が低い冬ならば、自分の体温をたもつためにエネルギーをたくさん使いますが、夏は外気と体温にあまり差がないので、あまりエネルギーを使いません。夏では、10%も基礎代謝が低下しているとの報告もあります。また、夏には、冷たいものをたくさん摂取してしまい、冷たいものは甘味も油分も感じにくいことが多いので、しらない間にカロリーを過剰に摂取してしまいがちであることも原因です。(冷やし中華など)
夏太りを予防するためには、朝・昼・晩で規則正しい食生活を心がけ、運動などをして筋肉を増して代謝をあげ、炭水化物や脂質の代謝を促進するためビタミンB群を多く摂取しましょう。

2010年7月24日土曜日

熱中症についての概説

以下の番組で、熱中症について概説しました。概説内容を列挙します。
日本テレビ、DON!、スタジオ生出演、2010年7月20日
日本テレビ、スッキリ!!、2010年7月20日
TBSテレビ、ひるおび!、2010年7月20日
ニッポン放送、上柳昌彦のごごばん!、2010年7月22日
J-WAVE、Shellyのkiss and hug、2010年7月24日
テレビ朝日、やじうまサタデー、2010年7月24日

●熱中症とはどんな病気なのか?日射病や熱射病との違いは?
熱中症とは、高い気温や高い湿度の環境で体内の水分や塩分のバランスが崩れたりするなどして引き起こされる症状の総称です。熱中症の中でも、軽度から中度のものでは、めまい、失神、筋肉痛、頭痛、嘔吐などです。重症なものでは、意識障害、高体温などをしめし、この重症なものを、日射病とか熱射病と呼んでいます。
●熱中症を発症する場所ですが、外で運動している時に発症すると思われている方が多いのだが、実は、室内が多いのか?
室内の発症が一番多いのです。窓を閉め切って、風通しがないところで、水分摂取をしないと、家の中で容易に熱中症は生じてしまいます。とくに老人に多いという報告がありますが、家の中だから熱中症にはならないと、油断していることが背景にあります。家の中でもこまめに水分摂取が必要です。
●特に、幼児は注意した方がいいのか?
もともと幼児は体温調節機能であり、かつ、大人よりも体の水分が少ないので、脱水に陥りやすい。晴天時は地面に近いほど気温は高くなるので、地面に近くにいる幼児は特に注意が必要。ベビーカーを触れてみればわかるが、地面からの照り返しの温度のため、高温になっている。
●幼児の場合は、クーラーのきいた車の中でも熱中症になることもあるのか?
1,後部座席は比較的エアコンがききにくい
2,チャイルドシートで座高が高くなり後部窓から直射日光が後頭部にあたりやすい
3,チャイルドシートに固定されていると背中に熱がこもりやすい
4,長距離移動の際に急なトイレを心配して水分を控えるため脱水症状になりやすい
●高齢者に、熱中症が多い理由?
高齢者では、体温調節機能が低下しているし、容易に脱水に陥りやすいという背景がある。また、高齢者は、汗がでにくい、喉の渇きや暑さに敏感でないといった特徴もある。
●では、具体的には、どんな予防法があるんでしょうか?
1,日陰に入る
2,帽子をかぶる
3,水分をこまめにとる
水分といっても、汗には、塩分も含まれているので、スポーツドリンクなどの塩分が含まれているものを補給することが重要。喉が渇いたと感じたときは既に体重の2%以上(50KGの人なら1リットル)の水分が失われている状態。喉の渇きを自覚する前に水分補給することが大事。外出するときには、スポーツドリンクを持参することが重要。
●もし熱中症になったときの対応策は?
1,意識があるか確認する。なければ救急隊を要請。熱中症の症状があるか確認する(めまい、失神、吐き気、倦怠感、筋肉痛、大量の発汗、高体温、おかしな行動など)
2,患者を涼しい場所へ、,楽な姿勢をとらせ衣装をゆるめ服を脱がせる
3,太い血管がある、首の横、脇の下、股間に冷たいペットボトルなどをあてて全身を冷やす
4,水分を自力で摂取できるか確認、飲めるならスポーツドリンクを与える。自力で水分摂取できなければ即、医療機関へ搬送する
●熱中症は命に関わる危険な症状だが、きちんと対策をとれば防ぐことができる。
正しい措置を行えば命を救うこともできるのでおちついて行動することが大事。

2010年7月5日月曜日

「日本テレビ、DON!」に生出演


7月5日、お昼の番組DON!で、「医学都市伝説を大解明」という話題で、スタジオ生出演しました。MCの中山秀征さん、徳光和夫さん、西山茉希さん、レッド吉田さん、ノンスタイルさんらに、鋭く突っ込まれて、有意義で愉快な30分でした。
http://www.ntv.co.jp/don/index.html

2010年6月2日水曜日

「ザ・ゴールデンアワー(TOKYO MX TV)」に生出演

東京メトロポリタンテレビジョン、The World Standard TV, ザ・ゴールデンアワーに、6月2日水曜日(よる9時から)に、スタジオ生出演しました。徳光正行さんの司会のもと、日本語のぺらぺらな、チリのアキラさん、ポルトガルのソニアさん、フィリピンのガウさんらと、迷信医療について大いに語りました。海外の話も交えてとても楽しい番組でした。 レタスが不眠症に効果があるということは、ヨーロッパでは有名な話ですが、日本では意外に知られていないことは興味ありました。
http://www.mxtv.co.jp/gold/

2010年5月15日土曜日

「世界一受けたい授業」に講師として出演

日本テレビ、世界一受けたい授業、5月15日土曜日(よる7時56分から8時54分)に講師として出演。 傷の処置法から、様々な体のトラブルに対して家庭でできる正しい処置法、正しい医学常識など、盛りだくさんに身振り手振り、写真・影像・模型を使って概説しました。

2010年5月12日水曜日

武田鉄矢の週刊鉄学に出演

「武田鉄矢の週刊鉄学」の収録が本日ありました。朝日ニュースターの好評番組で、お招きいただきましたことを光栄に思っています。第一回放送が、5月23日日曜日、午前11時から正午までで、その週に何回か再放送があります。
武田鉄矢さんの情熱的な司会のなか、伊藤聡子さん(司会)、松原隆一郎さん(コメンテーター)らと、流れる会話で、あっという間の1時間を過ごすことが出来ました。
言い伝えの医療知識を整理しつつ、後半では、正しい病院のかかり方、医師と患者のナイーブな関係にまで話を展開できたのも、武田鉄矢さんらの進行のおかげでした。

ベイエフエムで、子宮頸がんワクチンについて解説

5月12日、bayfm「POWER BAY MORNING」で、子宮頸がんワクチンについて解説しました。
昨年末から、日本国内で発売になった子宮頸がん予防ワクチンについてです。
子宮頸がんは婦人科領域のがんの中で乳がんについで発症頻度が高く、とくに20~30代での発症が急増しています。
●このワクチン接種による予防効果について?
ワクチンを接種したからといって、すべての方の子宮頸がんを予防できるというわけではありません。約6~7割を予防できると報告されています。ただし、効果が、6~7割という値は決して悪い値ではありません。ワクチンでがんを予防できるということは、最近の医学における大きな進歩、躍進なんですね。そんなわけで、ワクチン接種をされた方も、その後の定期的な子宮がん検診はかかせませんね。欧米では、検診率は70%以上なのに、日本の検診受診率は21%と極めて低いわけで、ワクチンも大事なのですが、この機会に子宮癌検診の重要性も強調したいですね。
●いつごろ、何回ぐらい投与するのでしょう?費用は?
子宮頸がんは、性交渉によるパピローマウィルスというウィルスの感染で生じることがわかっています。このウィルスに対するワクチンの投与は、性交渉を経験する前に投与しておくことが望ましいとされています。ただし、性交渉の経験がある方でも、このウィルスに感染していない方もいらっしゃいますので、効果がないということではありません。実際には、初回と、1ヶ月後、6ヶ月後の3回の接種が必要で、3回でおおよそ5~6万円かかります。
●かなり高額ですが、公費の補助に関して、現在どのような動きがあるのでしょうか?
30以上の自治体市町村で、公費負担をするところがでてきています。しかし、住んでいる場所によって、公費になったり、自分でお金を払わなければならなかったり、地域による医療格差が生じるのは問題ですね。早急に、国による公費補助のシステムを確立してもらいたいです。欧米などでは、12,3歳女子の全額公費負担というところが多いです。
●12、3歳の子供にワクチンの重要性を説明する際に、性教育が必要となり、若年齢での性教育について慎重論もあるようですが?
若年齢者に対する性教育については、アメリカの一部の地域で、「性行為にお墨付きを与えることになるのでは」と危惧されたこともありました。しかし国内の現状としては、若年者の性交渉の体験率は急激に上昇していますので、ワクチン投与は、それよりも前、すなわち、12,3歳(小6、中1)というのが妥当だと思います。性交渉の体験率ですが、国内の報告では、中学1,2年生で数%、中3で10%、高校になると、25~45%にもおよびます。
日本では、家庭での「性」についての話はタブー視されてきましたが、今回、子宮頸がんワクチン接種ということをきっかけに、性の問題についても真剣に話し合うよい機会になればとも思います。